広島県呉市で4年前、当時中学1年生の生徒が自殺した問題について調査委員会が報告書を公表し、呉市教育委員会は再発防止策をまとめました。

2022年6月、呉市で当時中学1年生の生徒が列車と衝突して死亡しました。

呉市いじめ問題等調査委員会が15日にまとめた報告書は、生徒は亡くなる1年ほど前に悪口を言われたり、2週間ほど前までの間に別の生徒からライン上で悪口を言われた上に睨まれたり笑われたりしたという2件を「いじめ」と認定しました。

生徒は泣きながら相談…担任は保護者に伝えず

また、報告書は生徒が亡くなる2週間ほど前に泣きながら担任に相談したことについて、学校側が、保護者に伝えることも、専門家につなぐこともしなかったことなどを「改善すべき点」と指摘しています。

呉市教育委員会は報告書が完成した去年4月以降、遺族に説明すると共に、再発防止策を検討してきました。

一方で、生徒の保護者は、調査委員会による保護者への面談が1度しかなかったことなどから「調査は不十分で、再発防止策にも納得できない部分がある」として、呉市長に「所見」を伝えています。