秋が深まり、全国的に朝晩の冷え込みが強くなっています。何となく体がだるい、頭痛や肩こりが続くといった、原因の分からない体調不良に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
季節の変わり目に襲ってくる不調。一日の激しい寒暖差によって引き起こされる「寒暖差疲労」かもしれません。
今季一番の冷え込み 上着を準備する人が増加
10月に入り、広島県各地でも今シーズン一番の冷え込みを観測するなど、秋の深まりとともに増しているのが朝晩と日中の気温差です。

末川徹気象予報士
「午前8時過ぎの通勤の時間帯。道行く人は一枚羽織る方が増えてきた印象です」
まちの人は「9月は着なかった上着が、やっと活躍するようになった」などと話していました。
一日の気温差「7℃以上」は不調の危険信号
広島市中心部の過去1ヵ月間の気温変化を見ると、晴れた日は乾いた空気に包まれて過ごしやすくなったものの、朝晩が20℃を下回る日が増加。気温差が多い日には約12℃まで広がっていて、急激な温度変化が体に負担をかけています。

寒暖差疲労とは、激しい温度変化によって自律神経が過剰に働き、心身に疲労や不調が蓄積してしまう状態のことです。一日の気温差が7℃以上ある日は、症状が現れやすいとされています。
自律神経を整える「お風呂」のタイミング
中国新聞社産業医 水津純江さん
「一日に一回は汗をかいて体温を上げることが非常に大切。寝る1~2時間前にお湯につかって体温を上げておくと、風呂上がりに体温が下がっていくタイミングで自然な眠気がやってくる。寒暖差やストレスに負けない体づくりにつながる」

さらに大切なのは、一日の中で「寒い・暑い」と感じる回数を減らすことだといいます。
中国新聞社産業医 水津純江さん
「室内と室外の温度差が激しいと、暑さや寒さに振り回され体が疲れてしまうのは、どの季節でも起こりうること」
もう1つの予防のカギは「筋肉量」の多さ
寒暖差疲労の主な症状には、疲労感・頭痛・手足の冷え・肩こりなどが挙げられます。ただ、発熱がある場合は風邪やインフルエンザなどの感染症が疑われるため、すべて寒暖差疲労と決めつけず症状を冷静に見極めることも必要です。

現代人はどうしても運動不足になりがちですが、筋肉量が減少すると体内の熱を作り出したり体温を調整したりする機能が低下してしまいます。日頃から適度な運動を心がけて筋肉量を維持することが、激しい寒暖差に負けない体を作る一番の予防法と言えそうです。

















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