苦難の3年間を超えて――ダイソー女子駅伝部の挑戦

女子実業団の頂点を決める「クイーンズ駅伝」への出場権をかけた予選会、「プリンセス駅伝」が10月18日に福岡県で開催されます。

2019年に創部したダイソー女子駅伝部は、2021年から2年連続でクイーンズ駅伝出場を果たしたものの、ここ3年間は苦しい戦いが続いています。特に昨年は26位と低迷し、悔しさを味わいました。

大会を直前に控え、拠点のある広島県東広島市で壮行会が開かれ、会場やオンラインを通じて全国からおよそ300人の社員が集まり、温かい声援を送りました。

大創産業本社での壮行会(9月29日)

「リベンジの目標は8位以内」監督と主将が語る手応え

壮行会の壇上で、指揮をとる岩本真弥監督は力強く目標を宣言しました。

「これまでのリベンジをする。目標は8位以内というふうに考えています」

また、チームをまとめる垣内瑞希主将も、日頃のコミュニケーション強化による手応えを口にします。

「チーム内でのコミュニケーションを積極的にとることでチーム力が向上し、昨年よりもさらにいい状態で自信を持ってプリンセス駅伝に臨むことができます。」

今回のプリンセス駅伝は6区間・42.195kmのコースで争われます。岩本監督はレースのポイントとして「1区の出足に尽きる」と語ります。

そのうえで長距離区間の3区と5区をどうしのぐかを重要視しています。

「普通通り走れば十分予選会は突破できるので、平常心で自信を持ってレースを進めたい」と自信を覗かせます。

実力者が復活・向井優香「粘りの走りで1つでも上の順位へ」

チームの命運を握るのが、地元・東広島市出身の向井優香選手です。

向井選手は2015年の全国高校駅伝で世羅高校女子のアンカーを務め、同校を初の日本一へと導いた実力者です。その後はけがなどに悩まされ一時は競技から離れていたものの、今年ダイソーに入部して第一線への復帰を果たしました。

本大会(クイーンズ駅伝)への出場枠となる16位以内を引き寄せるため、向井選手は力を込めます。

「とにかくきつい場面でも粘って、順位をひとつでも上げていけるような粘りのある走りができるように頑張りたいです」

夏場の北海道・岐阜合宿で走り込みを重ね、故障者もなく万全の体制を整えたダイソー女子駅伝部。熱い思いを胸に、4年ぶりの本大会切符をかけた運命のレースに挑みます。

※プリンセス駅伝は10月18日(日)に福岡県で開催