徳島県神山町で1泊2日をめぐるなら、まず押さえておきたいのは一組限定古民家「B&B On y va(オニヴァ) & Experience」。ここをステイ先に決めたら、近隣の「かま屋」で週替わりランチをいただき、「かまパン&ストア」で『超やわ食パン』とご当地お土産をまとめてめぐるルート。地産地食と古民家の空気感、森のサウナまで味わって、「泊まる・食べる・買う」をまるごと体験できる旅をご紹介します。


「B&B On y va (オニヴァ) & Experience」― 1組限定の古民家宿で神山の暮らしに触れる

旅の拠点は、江戸時代末期につくられた元造り酒屋を改装した一組限定の宿「B&B On y va(オニヴァ) & Experience」。1階はリビング、2階はベッドルーム、大きなシステムキッチンやオーブンもそろっていて"暮らすように泊まる" スタイルが楽しめます。別棟には10畳の和室が2部屋(合計3寝室)あり、畳のい草の香りが心地よく、初めて訪れたのにどこか懐かしい感覚に。「ここ初めてなのにどうして落ち着くの…?」と感じるはず。ちなみに、朝食にはコーヒー、パン、バター、「オニヴァ農園の卵」が用意されています。

料金は一人1泊12,000円(税込/朝食付き)で2名2泊より予約可能 (1〜2名1泊の場合は48,000円)。キッチンやリビング、和室を使いながら、暮らすように滞在できます。


オーナー・齊藤郁子さんとの距離感が宿の大きな魅力

オーナー齊藤郁子さんは、フランスや東京で働き、世界中を旅したあと、神山町で生き生きと暮らす住民の姿に魅せられて移住を決めた方です。宿泊中もふらっと顔を出してくれて、「ログハウスを作ってみたい」など興味を伝えると、できる範囲で現場に連れて行ってくれることも。宿泊施設というより、「神山で暮らす人の世界を少しだけ分けてもらう感覚」。この距離感は、普通の宿ではなかなか体験できないスタイルです!


森のサウナで神山の自然を五感で味わう

宿とセットで外せないのが「森のサウナ」。一組限定・3時間貸し切りで、ゆっくり自分たちのペースでととのえます。サウナストーンは薪の火で熱し、ハーブを煮立たせた水をかけてセルフロウリュ。杉とヒノキの香りがふわっと広がった後、サウナ横を流れる沢の水へダイブは格別! 沢には大小2つの天然プールがあり、冷たい水が苦手な人でも、外気浴だけでも気持ちよさをしっかり味わえます。

雨の日には空からの雨が「自然のシャワー」に早変わり。森・沢・雨・木の香りまでまるごと体験できるのも神山ならではです。


「かま屋」― 週替わりランチで味わう神山・徳島の地産地食

「Food Hub Project」が運営する「かま屋」は、神山・徳島の食材にこだわった週替わりランチが楽しめるカフェ・レストラン。神山ランチをどこで食べるか迷っているなら、必食の一軒です。窓面が建物の約4分の3を占める開放的な空間では、中央に据えられた厨房からスタッフの動きが見えて、調理のライブ感が食事の一部に。入口付近には小さなキッズスペースも設けられているため、子連れでも安心して利用できます。

徳島県産の食材を使った週替わりランチ1,980円(税込)。毎週木曜日に新しいメニューに変更されるので、訪れるたびに異なる味わいを楽しめます。

この日のランチには、「鯛のロースト〜ミニトマトとハラペーニョのサルサ/ナスとズッキーニ〜」が登場。鯛のローストはふっくらジューシーで皮までおいしく、ハラペーニョのサルサがピリッと効いてクセになる味わい。冷たいヴァージンモヒートも、旅の途中のリフレッシュにぴったりでした。

店内の壁に掲げられた地域の生産者名札は、かま屋の大きな魅力です。「誰がつくった食材なのかが分かる」安心感は嬉しいですね。

※かま屋の2026年7月時点での産食率は、農作物で神山町産83%、徳島県産99%


「かまパン&ストア」―パンと地域の食卓を持ち帰る

ランチの後は、かま屋と同じ敷地内にある「かまパン&ストア」へ。こぢんまりとした店内にパンや地域の加工品がぎゅっと並んでいます。取材時は、すぐに人で混雑するほどの人気ぶり!店員さんがお客さんと友人のように会話している様子から、リピーターの多さが伝わります。

イチオシは『超やわ食パン』。ジャージー牛乳をたっぷり使い、ほんのり甘く、耳までふんわりと仕上がっています。分厚めに切って、まずは何もつけずそのまま味見を。無性に食べたくなるやわらかさです。

トーストに塗って合わせるなら『キウイすだちジャム』をぜひ。すだちの種やわたから天然ペクチンを抽出したとろっと質感で、取材後に1日で食べ切ってしまうほど美味でした!

フードロスへの配慮として、「昨日焼きパン」を30%オフで販売しており、こちらも要チェック!かまパンで買った商品はかま屋で食べることもできます。


神山町で地元の暮らしに寄り添う1泊2日

一組限定の古民家宿でゆっくり眠り、週替わりのランチと焼きたての食パンをめぐり、森のサウナで深呼吸をする。そんな小さな流れの連続で、徳島県神山町の地産地食と空気感をのんびりと味わってみてください。


Q&A

Q1. 神山町は日帰りでも楽しめますか?

A1. 日帰りなら「かま屋」でランチを楽しみ、「かまパン&ストア」でパンや地域の食材を購入するコースがおすすめです。2つの施設は同じ敷地内にあるため、移動もスムーズ。時間に余裕があれば、神山町の自然やほかのスポットと組み合わせて巡るのもよいでしょう。

Q2. 神山町は車がなくても観光できますか?

A2. 神山町を効率よく巡るなら、車での移動がおすすめです。かま屋・かまパン&ストアと『B&B On y va(オニヴァ) & Experience』は徳島駅から車で約40分。公共交通機関を利用する場合、町内に鉄道駅がないため、バスやタクシーの事前確認が必須となります。

Q3. 宿泊なしでも「森のサウナ」は利用できますか?

A3. 宿泊せずに「森のサウナ」だけを利用することもできます。サウナは一組限定・3時間貸し切りのプライベートサウナで、宿泊者以外も予約可能です。ただし宿泊者優先となるため、利用したい場合は事前予約を。薪の火で温めたサウナストーンにハーブ水をかけるセルフロウリュや、サウナ横を流れる沢の水を利用した天然の水風呂など、神山の自然を全身で感じられます。


【B&B On y va (オニヴァ) & Experience】

住所/徳島県名西郡神山町神領字西野間5-1
TEL/050-2024-4918
チェックイン/16:00〜23:00
チェックアウト/10:00
利用条件/2名以上、2泊以上
料金/2名2泊48,000円(1人あたり一泊12,000円/税込・朝食付き)
※1〜2名で1泊利用の場合も48,000円(税込・朝食付き)
アクセス/徳島自動車道「徳島IC」から約1時間
JR徳島駅から徳島バス「神山線」または「佐那河内線」に乗車、「寄井中」下車、徒歩約1分
駐車場/4台
Facebook/https://www.facebook.com/cafeonyvakamiyama/
予約サイト/https://www.airbnb.jp/rooms/3000814
取材者オススメシーズン/通年
備考/森のサウナの詳細は予約時に確認

【かま屋・かまパン】

住所/徳島県名西郡神山町神領字北190-1
かま屋TEL/070-8428-2005
かまパンTEL/088-676-1077
かま屋営業時間/
【カフェ・ランチ】9:00〜16:00(ランチ11:00〜L.O.15:00)
【モーニング】土・日曜日 9:00〜・9:30〜の2部制(要予約)
かまパン営業時間/9:00〜18:00
定休日/月・火曜日(祝日の場合は営業)
アクセス/徳島自動車道「徳島IC」方面から車で約1時間
駐車場/25台
かま屋公式Instagram/https://www.instagram.com/food_hub_project/
かま屋公式URL/https://foodhub.co.jp/
かまパン公式Instagram/https://www.instagram.com/kamapan_fhp/
かまパン公式URL/https://foodhub.co.jp/eat/shop/


アイ コバヤシ

▼記事提供元

瀬戸内Finder