広島出身の映画監督・西川美和さんの作品が秋に公開されます。初めて「戦争」を描く西川監督に、思いを聞きました。
西川美和監督
「戦争モノを、将来作ろうとか、いつか挑戦しようっていう意識は、あまりなかったんです」
終戦間際から戦後間もない日本を描く映画『わたしの知らない子どもたち』。2002年に監督デビューした西川さんが、戦争をテーマにするのは初めてです。
西川監督
「経験したことがない世代だから、自分たちに何を語れるんだろうって。そういう思いの方が大きかったので」
戦後の日本には、約12万人もの戦争孤児がいたとされています。

主人公・琴子は 少女から少年に…

主人公の琴子は身を守るために少女であることを隠し、少年として危険な仕事に手を染めながら懸命に生き抜こうとします。
西川監督
「かわいそうでもありつつも、非常に力強いなって。”生き欲”みたいなものに魅了されていた部分もあるんですね」
広島市出身の西川監督は、幼いころから「戦争」に触れてきました。
西川監督
「ずっと小さい頃から聞かされてると、それを自分に何をしろって言うんだろうっていう気持ちに、なんか追い詰められていく感覚がありましたね。だけどやっぱり、色んなことがあった国に生まれた私たちが、本当にじゃあ、何にも知らなくなっていいのか」

西川監督は、この映画を通して、新しい世代にどう伝えるかを工夫することが、戦後に生まれた自分たちの仕事だと思うようになったと話します。
西川監督
「直接体験した世代のダイレクトな怒りとか、ダイレクトな痛みの言葉ではないかもしれないけれども、緩やかにだけども細くならないように、みんなで伝えて、何度でも振り返る機会を一緒に作っていましょうと、言いたいかな」
映画『わたしの知らない子どもたち』は10月16日 公開です。





















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