熊本地震の発生から3日目。イオンモール熊本の爆発では7人の死亡が確認されています。多くの人が訪れる大型商業施設で大きな地震が発生した時、どういった手順で安全が確保されるのでしょうか?広島の施設を取材しました。

今回、爆発事故が起きた熊本県嘉島町のイオンモール熊本では、地震発生当時、およそ3000人の来店客がいたということです。
イオン 吉田昭夫社長
「揺れは収まった後、屋外への避難誘導を逐次行いました。17時頃に、お客様及び専門店並びにグループ従業員がイオンモール熊本の平面駐車場に避難をいたしました」
イオンによりますと、地震発生からおよそ30分後には、買い物客の避難は完了していたといいます。爆発が起きたのは、それからおよそ50分後でした。
広島駅と直結するミナモアは、地下1階から地上9階までに220店舗が入る大規模商業施設で、休日の利用客は10万人を超えます。
ミナモアの避難階段は何か所にある?
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「例えばこちらなんかも屋内避難階段って書かれてますけど、こちらからデッキの方に逃げて頂くっていうことですね」
ミナモアの東棟と西棟は、それぞれの4つの方向全てに避難階段があります。例えば4階には16か所。

階段は1か所で2本ずつがセットになっていて、より多くの人が混みあわずに移動できる設計になっています。
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「非常に広い建物ですので、例えばこの8番の階段が被災していると、逃げるには危ないということになれば、他の階段から逃げて頂く」
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「地震であれば、こういう避難通路の安全が確保できてしまえば、そこから目安としては30分ぐらいを目標に安全な場所まで避難して頂くというのが大事かな、と考えてます」
熊本と同じように、ミナモアでも買い物客の避難完了の目安を「発災後30分」としています。
避難訓練の目的は「備えるため」だけじゃない?
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「あそこの例えば誘導灯なんかが光ってますけど、火災にしろ、地震にしろ、あれを頼りに逃げることにはなるので」
ミナモアでも、避難経路への誘導は、社員や専門店のスタッフが手分けしてあたることになります。

消防計画などをまとめた「防火管理維持台帳」はかなり分厚いものです。ただ、店舗ごとに・初期消火・避難誘導・情報連絡といった役割が決まっています。このため、店のスタッフの動きはシンプルで、マニュアルも簡易版だということです。
そして、この防災計画に基づいて、
▼ミナモア全体の避難訓練は年2回、
▼それとは別に、駅と連携した訓練を年2回、
▼さらにテナントスタッフの訓練が上期に3回、
▼また、月1回は社員への防災教育もしている、ということです。
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「訓練を重ねる中で課題というのが見つかるものなので、課題が見つかれば、それをまた解決するためにマニュアルに落とし込むのか、次の訓練に反映するのか、みたいな」
「安全が確保される場所」は…?
ミナモアでは、建物の中にいる人の避難場所は、基本的に2階のデッキということになっています。ただし、今回のような爆発を考えると、安全が確保できる場所はどこになるのでしょうか…。
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「今回のガス爆発のような、設備による災害というものがどういうふうな形で起こるのかというのは、改めてリスクアセスメントする必要があるとは感じています」

ミナモアの設備管理担当者は、駅と直結しているという公共性や影響の大きさを意識しているといいます。
中国SC開発 端山賢一設備管理本部長
「今回の地震も教訓にしながら、今後は、駅・消防・警察とはより密接に、緊張感のある関係を築きながら、訓練・教育をさらに重ねていって、防火防災のレベルアップを図っていきたいと考えています」
完全無料で広島情報


コメント (0)
IRAWアプリからコメントを書くことができます