広島駅の新しい駅ビルに、広島電鉄の路面電車が2階に直結し、駅前大橋ルートができて、まもなく1年となります。街の2つの拠点「広島駅」と「紙屋町・八丁堀」をつなぐ路線ができて、人の流れはどのように変化したのか。政府系の金融機関の調査結果をもとに考えます。
7月1日に発表されたことし1月1日時点での路線価。国税庁は、南区京橋町の駅前通りは、令和になってから最高の変動率となる22・5%と発表しました。
広島国税局担当者
「(地価公示では)駅前大橋ルート開業による交通利便性向上と旺盛なホテル需要を背景に地価上昇率は拡大傾向の状況とされていることから(路線価でも)このような状況が反映されたものと考えられます」
バブル期以来の上昇率となり、駅前大橋ルート開業後初となる路線価では、広島駅の再開発効果が如実に出ました。日本政策投資銀行の有田さんは、新しい駅ビルと広電の新ルート開業で、人流にも大きな影響が出たと話しています。

日本政策投資銀行中国支店有田尭司副調査役
「広島市街地全体で、人流とか消費といったところが増加しているというところが分かりました」
広島駅の人の集まりに変化は?
有田さんたちは携帯電話情報などを元に調査。ミナモアがオープンした3月以降、来訪者が伸びていた広島駅周辺は、広島電鉄乗り入れで来訪者が10%ほど上乗せされました。また滞在者を年代別男女別に観ると、すべての世代で男女とも増加していますが、特に15歳から30歳までの女性は、いずれも30%を超える増加となっています。

日本政策投資銀行中国支店有田尭司副調査役
「ファッショナブルな新しいトレンドを組み込んだような、新しい施設ができた若者の意識というところが向いたところもある」
それでは紙屋町・八丁堀地区はどうなったのでしょうか?
紙屋町・八丁堀への人の動きに変化は?
日本政策投資銀行中国支店有田尭司副調査役
「広電の広島駅ビルの乗り入れという所も受けて広島駅と紙屋町八丁堀の間の移動が増加したところで、前年度対比でまた増加という傾向になったという風に見ております」
広島駅にお客さんがもって行かれると思われていた紙屋町八丁堀地区は若い世代の若干の減少はあったものの、50歳~70歳の増加により、結果として増加したということです。

有田さんは広島駅を訪れた広島市外からの人が紙屋町八丁堀にも流れたとみています。訪れた人がどれくらいお金を使ったのかを調べたところ、広島市外や県外からの人の消費額が1年前に比べて大きくUPしていました。

日本政策投資銀行は、今回の調査結果を踏まえ、広島の街への提言しました。
広島のまちづくりへの提言
<オフィス街としての機能強化>
小林康秀キャスター
「カミハチクロスの建設が進んでいます。この建物は低層階は商業施設、そしてオフィスがありホテルがあるという複合的な作りをしています。このように単なるオフィスビルだけでない機能が必要だと提言されています」

日本政策投資銀行中国支店有田尭司副調査役
「来訪された方のいわゆる商業を楽しむための機能、まあ様々な人たちを、あの、まあ楽しませるようなですね、まあそういった新たな高機能化と言われるような形での更新というところが求められるのかな」
<ウォーカブルなまちづくり>
すでに地域のまちづくり団体などが進めていますが、より歩きやすいまちづくりをすることで、広島での行動範囲を面的に広げることが大事だと言うことです。そして…

<支援策の充実>
高層の建物を建てやすくする容積率の緩和などもありますが、財政的な支援などをして、老朽化が進む建物の建て替えを進めるべきとしています。有田さんは、広島への投資を呼び込みたくなる取り組みが必要だと話しています。

日本政策投資銀行中国支店有田尭司副調査役
「より機能のある新しいビルというたところができたことは、あのよりあの投資というたところにも繋がるんではないかなという風に考えています」























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