この時期、水分補給に欠かせない「子どもの水筒」。注意しないと思わぬ危険につながってしまいます。

家族連れが目立った連休最終日の20日。屋外で遊ぶ子どもたちは、熱中症対策のための水筒を持ち歩いていました。

保護者「水筒を持ち歩いて常に冷たいものを飲ませるようにしています。(Q.子どもの水筒の事故は知っている?)ううん。ただ、親が持つようにしている。重たいじゃないですか水筒。親が持ち歩いて飲みたいときに飲ます」
子ども「(Q.何か気をつけている?)してません」
子ども「ランドセルに入れている」
保護者「普通に歩いているときはそのまま持たせているんですけど、遊具で遊ぶときは預かる」

2025年12月、広島県内の小学校低学年の女子児童が水筒を左肩から斜めにかけた状態で走っていたところ転倒し、おなかを打ちました。女の子は翌朝、嘔吐などの症状を訴え、緊急手術。小腸には小さな穴が開いていたそうです。当時、女の子を担当した病院の医師に話を聞きました。

当時の担当医師に聞くまわりの大人が注意すべきことは

広島市民病院 小児外科 今治玲助 主任部長
「本人が最初に、強い痛みを訴えてくれた。より診断が早くついたんではないかなと思います。これがもし、例えば4歳とか5歳とかですと、もう少し本人の訴えとかは難しい可能性があるとは思います」

同様の事例は、消費者庁・国民生活センターにも寄せられているといいます。今治医師は、特に小さな子どもに首や肩から水筒を下げないよう大人が注意することが必要だと話します。

広島市民病院 小児外科 今治玲助 主任部長
「なかなか難しいかもしれませんが、首や肩から水筒を、下げないということ。遊ぶ場合には、下げたままではなくて、どこかに置いていただくということ。水筒を、カバンとかリュックサックとかに入れていただきたい」

2025年の県内の事故では、けがをした女の子本人は、「学校で注意しましょう」と注意を呼びかけられていましたが、保護者は、事故が起こって初めて知ったといいます。

処置が遅れると重症になるおそれも 痛みを伝えられない小さい子どもへの注意点

広島県で起こった事故の場合、小学校低学年の児童でしたが、本人が痛みを訴えて、すぐに入院し、翌朝、嘔吐や発熱の症状が出ました。強い痛みが出た場合は、早めに病院にかかる必要があり、処置が遅れると重症になってしまうケースもあります。痛みを伝えられない小さな子どもは、発熱や嘔吐がないか確認が必要です。

コロナ禍以降、感染症予防のため、1年を通して水筒を持参するように呼びかけている学校もあり、どんな季節でも起こってしまいます。

子どもの水筒の事故防止のため
▼水筒を持ち運ぶときはリュックなどに入れる。
▼肩にかけているときは走らない。
▼遊ぶときは水筒を置いておく。