東京都の小学校で19日に起きた火事は、児童と教職員がけがをしたものの、全員が無事救助されました。学校などの大きな建物で火事に遭遇した場合、どう対処するのが良いのか、消防に聞きました。
19日、東京都北区の小学校の4階部分が焼け、児童と教職員あわせて11人がけがをしました。捜査関係者によりますと、「音楽準備室」で電気ストーブから出火し、衣類に燃え移った可能性があるということです。
今回のように、学校などの施設で火災に発生した場合、どう対処すべきなのでしょうか。広島市消防局の白武秀将消防司令補に話を聞きました。
最善の避難方法は?
広島市消防局 白武秀将消防司令補
「ハンカチなどで鼻や口を覆って、煙を吸わないようにすることが大切です。煙は主に天井付近を通っていきますので、なるべく低く姿勢を保つことが大切だと考えています」

煙を吸い込むと、一酸化炭素中毒になり意識を失ったり、最悪、死亡したりする可能性があります。また、熱を帯びているため気道のやけどや呼吸困難が起こることが考えられます。まずは、煙を極力吸い込まないようにすることが重要です。
大人が取るべき行動は?
広島市消防局 白武秀将消防司令補
「子供たちに、慌てないよう声掛けをすることが非常に大事だと思います。また子供たちも大人の行動や姿を見ておりますので、大人が冷静に対応することが非常に大事なのではないかなと考えています」

学校や塾などで火事が起きた場合は、避難誘導とともに、「押さないで」「走らないで」といった声掛けで、パニックを防ぐことが大切だと話します。
避難に役立つ「防火扉」
広島市消防局 白武秀将消防司令補
「防火扉や防火シャッターは、屋内階段に煙が進入しないようにするための設備です。こうした設備の周りに物を置かないようにして、適切な維持管理をしてください」

中高層の建物には救助袋などが備え付けられている場合がありますが、まずは階段で建物の外に避難することが一般的です。だからこそ、煙が建物全体に回るのを防ぐ「防火扉」が役割を果たせるよう、扉の前に荷物を置かないようにする必要があると強調します。
学校では定期的に避難訓練が行われていますが、消防は改めて「防火意識を持って欲しい」と呼びかけています。
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