老朽化などのため3月に閉城した広島城の天守。あれから3か月が過ぎ、広島城はいまユニークな盛り上がりを見せています。新たな魅力で変化を遂げる広島城を取材してきました。
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高松綾香キャスター
「広島城の天守に向かっています。朝9時半をまわり早くも観光客の姿が見られます。閉城前の熱気と比べるといまは落ち着いた印象ですが…。実は広島城のにぎわいは、決して終わったわけではありません」

ことし3月ー。広島城は熱気に包まれていました。天守に向かう長蛇の列。閉城の前に、一目見ようと大勢の人が訪れました。1958年に再建された“広島のシンボル”は、惜しまれながらその扉を閉じました。
閉城後の天守の中では、学芸員たちが緻密な作業を続けていました。
広島城 主幹学芸員 荒川正己さん
「実は広島城の中には常設展示品も含めて6000点の資料がしまい込まれておりまして、それを全部倉庫から出して1個1個の現在の状況を調べています」

天守にある甲冑や刀剣など約6000点の資料は、建設中の博物館「広島城三の丸歴史館」に移されることになっています。学芸員は▽資料の写真撮影や▽修理▽傷や劣化の状態を調べる確認作業に追われています。
広島城 主幹学芸員 荒川正己さん
「気が遠くなりそうです(Qスタッフの皆さん総出で作業?)そうですね、今も必死で。まさに今やっています」
天守には入れませんが「二の丸」の復元建物は中を見学することができます。
広島城 主幹学芸員 荒川正己さん
「当時の実測図面が残されていましたので、まさに江戸時代とほぼ同じ姿に復元されているという建物です」

「防衛の要」としての役割があった「二の丸」は木造で忠実に復元されています。
高松綾香キャスター
「こちら風通りがいいですね」
広島城 主幹学芸員 荒川正己さん
「敵が入ったところを上から矢などでやっつけられるように、見晴らしの良い施設になっています」
高松綾香キャスター
「結構近いなって感じました。体感距離的に」

近づく敵を、鉄砲や弓矢で狙い撃つ仕掛けもありました。
広島城 主幹学芸員 荒川正己さん
「弓矢の先にある四角い穴、こちら『狭間(さま)』と言います。(Qここから弓矢で攻撃するということ?)そうです」
高松綾香キャスター
「形が違う、正方形と三角形…」
広島城 主幹学芸員 荒川正己さん
「こちらは鉄砲の穴なんです」
当時の武士の息づかいが感じられます。

高松綾香キャスター
「もともと天守にあったミュージアムショップが『二の丸』に移ったのですが、ここに大人気の商品があるということです。それはどちらでしょうか?」
広島城アソシエイツ事務局 殿垣内 淳さん
「こちらの御城印です。毛利氏、福島氏、浅野氏の家紋が入ったものが一番人気です」
高松綾香キャスター
「多い月でどれくらい売れている?」
広島城アソシエイツ事務局 殿垣内 淳さん
「一番人気の御城印は1か月に4000枚売れています」
コレクションの楽しさもある「御城印」。種類も豊富で、この半年で合わせて4万枚以上売れたヒット商品ということです。

御城印の購入者(愛知県から)
「(Qこちらお目当てだったんですか?)はい、金色がかっこいい…」
「二の丸」のとなりで、三の丸歴史館の建設が進んでいます。開館予定は来年春。天守にあった資料が展示されるほか、大きくガラス張りにして、天守をゆっくり眺めることができます。

高松綾香キャスター
「『三の丸』のSOKO CAFE(ソウコカフェ)の前に気になるモニターが…。実はここ、誰もが〝広島城の主〟になれるという新たな体験スポットなんです」
自分の顔を撮影すると、合成されてユニークな動画ができあがる「アバタリウム」です。選べる映像は60種類。その中から400年あまり前に広島城を築城した、毛利輝元 公になってみました。

高松綾香キャスター
「見ました?私の顔が唸ってました。しかもこれをスマホに保存できますし『広島城に行ってきたよ』と皆に新しい形でアピールできますね」
天守は閉城しても“広島のシンボル”は、いまも進化し続けています。

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(スタジオ)
青山高治キャスター
「最後に分かりました!輝元公、高松さんでしたね」
高松綾香キャスター
「観光地に顔を入れるパネルがありますが、アバタリウムはあれの新しい形だなと思いました。映像はダウンロードすればSNSにもアップできます。そして御城印も記念になるしかさばらない、御城印帳に入れてコレクションもできるということで人気です。新たな魅力もうまれている広島城。スタンプラリーもあるし、遊覧船でお堀を巡ることもできて、いろんな楽しみ方ができます。(※遊覧船/土日祝運行) まだまだ変わる広島城、これからも注目ですね」

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