海上自衛隊呉地方総監部は5日、隊員に対して「それで給料もらえていいな」などと揶揄し、この隊員が自殺する要因となったとして、輸送艦「おおすみ」に所属する2等海曹(40代)を停職7か月、1等海曹(40代)を停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。

呉地方総監部によりますと2等海曹は2023年12月19日、おおすみ艦内の執務室で、結索ロープの取り扱いを練習していた隊員に対して「それで給料多くもらえていいな。何も出来ていないのに貰えていいな」などと揶揄。1等海曹も同調し「そんなに貰っているのか」などと発言しました。

隊員は発言を受けすぐに執務室を出たといいます。そして、その約10分後、艦内にある倉庫で意識がない状態で発見されたということです。

言動はパワハラに該当

輸送艦「おおすみ」(資料)

呉地方総監部によりますと、2人の言動はパワハラに該当し、自殺に至らしめる要因になったとして、2人を懲戒処分にしたとしています。

こうした発言をしたことについて、隊員の先輩にあたる2等海曹は「日頃から生活面や職務における技術面について指導を行ってきたが改善がみられなかったため」、上司にあたる1等海曹は「上司として、部下隊員の奮起を促すため」などと説明。それぞれ「深く反省している」ということです。