258回目は、広島中央通り こどもクリニックの、田原昌博院長です。
移植医療をテーマに小説「たすき」を執筆されるなど、移植医療の普及に
力を注いでおられます。
臓器移植は病気や事故によって臓器の機能が低下し、移植でしか助からない人に
他の人の臓器を移植し健康を回復させる医療です。
心臓、肺、肝臓、小腸、腎臓、膵臓、眼球が対象で、
子どもの移植がほとんどできなかった時代を経て2010年の法改正で
ようやく”国内で子どもも”移植が受けられるようになりました。

これまでは臓器提供には本人の書面による意思表示に加え、
家族の承諾が必要とされていましたが、臓器移植法が改正されてからは
明らかな臓器提供拒否の意思がない場合に家族が提供に承諾した場合臓器提供できることになりました。
2025年7月に4年ぶりに実施され世論調査では
「臓器を提供する、もしくは提供しないとする意思を表示している人」は
19.9%だったそうです。
「意思表示をしない理由」としては
・臓器提供に不安感がある 28.4%
・臓器提供に抵抗感がある 27.7%
・自分の意思が決まらないから 26.5%
・臓器提供には関心がないから 14.5%
・・・という結果がでています。
こうした関心のない人を減らすこといつ誰が移植医療が必要になるかは分かりませんし、反対に臓器提供する側になるかも分かりません。
大切なご家族と臓器移植について話し合うことから始めて下さい。

また、臓器移植についてYesでもNoでもいいので、意思表示をするようにしましょう。
中学生や高校生にも、ぜひ考えてほしいテーマです。
自分の命のこと、人の命のことを考える時間になり、自分自身を大切にすることや、
人を大切にすることにもつながります。

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