ラジオカーリポーター中村沙織です。

今日は広島市東区牛田旭の牛田小学校へ。

今、牛田で「もう一度ホタルを見られる町にしよう」という素敵なプロジェクトが進んでいるんです。

しかも活動の舞台は、小学校の中。

地域の皆さんが大切に育てている“ホタルのお宿”を見せていただきました。

 

案内してくださったのは、牛田小学校地域連携委員会代表の木原政弘さん。

もともとは別の用途で使われていた施設を活用し、今はホタルを飼育されているそうです。

四角い桶がずらりと並び、底には砂利。
ここでホタルの幼虫と、そのエサになる「カワニナ」を育てています。

ホタルのエサ、そのまたエサはキャベツ!

ホタルの幼虫は、カワニナという小さな巻貝を食べて育つそうです。

では、そのカワニナは何を食べるのかというと……

なんと、キャベツ!

地域の皆さんが毎日キャベツを与えながら、大切に命をつないでいるんです。

ホタルは一年かけて育つ

「ホタルって、どのくらいで成虫になるんですか?」

木原さんによると、卵から幼虫になり、脱皮を6回繰り返し、水から上がって土にもぐり、さなぎになって……。

そこからさらに時間をかけて、ようやく成虫になるそうです。

つまり、今光っているホタルは、約1年かけて育った命。

最近、この施設で数匹のホタルが羽化したそうで、木原さんも「感激しました」と話してくださいました。

昔は、牛田でもホタルが見えていた

そもそも、なぜこの活動を始めたのか。

木原さんが教えてくださったのは、牛田の昔の風景でした。

昭和40年頃までは、この地域でもたくさんホタルが見られたそうです。

けれど、水質の変化などで、だんだん姿を消してしまったホタルたち。

「今の子どもたちにも、本物のホタルを見てほしい」

そんな思いから、この活動が始まりました。

未来の景色をつくる活動

今後は、この場所で育ったホタルを地域の川へ戻し、再び牛田の川辺でホタルが見られるようにしたいとのこと。

さらに現在、「牛田ほたるメイト」という応援団も募集中です。

昔ホタルを見たことがある世代も、まだ見たことがない子どもたちも。

みんなで一緒に、“未来の夏の景色”を育てているんですね。