広島のソウルフード「お好み焼き」を通じた戦後復興の物語が、評価されました。
RCCラジオでは、2025年7月から9月にかけて、「花金ラジオ すっぴんブギ」の中で、被爆80年の特別企画として、連続ラジオ小説「お好みたべたい」が放送されました。
連続ラジオ小説「お好みたべたい」は、戦後、お好み焼を広島のソウルフードに育て上げたといわれる「みっちゃん」の創業者、井畝満夫さんの生涯を描いたものです。
作家・清水浩司さんによる関係者への取材とRCCに残る井畝満夫さんに関する資料などを基に構成・創作したオリジナルストーリーを、シンガーソングライター二階堂和美さんが変幻自在な声での朗読しました。
25年の大晦日には、この全13話を、1時間に凝縮した特別番組「RCC被爆80年未来へつなぐ特別企画 『お好みたべたい』」として放送。ナビゲーターはRCCの青山高治アナウンサーが担当しました。その作品が、この度、「ギャラクシー賞 ラジオ部門 奨励賞」を受賞しました。
5月1日のRCCラジオ「すっぴんブギ」には、清水さんと二階堂さんが出演。受賞の喜びなどを語りました。※二階堂さんは電話出演

主人公である「みっちゃん」=井畝満夫さんをはじめ、物語に登場するすべての役を、変幻自在の声で、一人で担当した二階堂さんは、「(演じるのが)本当に楽しかった。オリジナルの脚本でやらせてもらえる喜び、スタッフ皆さんと濃密な時間を過ごして作ったものが評価されて、とても嬉しい」などと振り返りました。
また、作・演出を務めた清水さんは、「オール広島のスタッフで作った作品が、奨励賞)選ばれたことは素晴らしいこと。広島の人なら誰もが知る『みっちゃん』の、誰も知らない物語を届けることで、広島の歴史や文化、物作りの精神を伝えたかった」と、受賞の重みを語りました。
「お好みたべたい」の特設サイトでは、全13話を聞いたり読んだりすることができるほか、清水さんが取材を通して知った話を執筆したWEBコラム「お好み ひとくちメモ」を見ることができます。
RCCラジオでは、、今回「ギャラクシー賞 ラジオ部門 奨励賞」を受賞した1時間特番についても、今後、広く多くの方に聞いてもらえるよう、方法を検討するとしています。
☛「お好みたべたい」特設サイトはこちら
●収録時の清水さんと二階堂さん

●収録には「二代目井畝満夫」である上川学さん(右)も毎回参加した

「RCC被爆80年未来へつなぐ特別企画 『お好みたべたい』」は、ヒロマツホールディングス、お好み焼みっちゃん総本店、オタフクソース、磯野製麺、ケーツーエススチールの提供でお送りしました。
【井畝満夫さんについて】
幼少期に満州に移り住み、戦後、両親と共に広島に引き揚げる。父・井畝井三男(いせ・いさお)さんの屋台「美笠屋」を引き継ぎ、1953年に店名を「みっちゃん」に改名。もともと野菜だけだったお好み焼に 麺を入れるなど、今のお好み焼の原型を作り上げた。1968年「みっちゃん総本店」の1号店を八丁堀に開店。広島の街にお好み焼を定着させた第一人者。2024年、91歳で亡くなる。
【ギャラクシー賞とは(NPO法人放送批評懇談会のHPより)】
放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設。
審査は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当。賞の決定を第三者に委託する顕彰制度が多いなか、ギャラクシー賞は、放送批評懇談会の会員が一貫して審査にあたり、賞の独立性を維持しつづけている。
ラジオ部門では、上期・下期選考会で、入賞候補作品をそれぞれ8本を選出。5月の最終選考会で合わせた入賞候補作品16本から年間の入賞8本を選ぶ。ここで落選した候補作品が奨励賞となる。
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