「誰もが持つ”ちがい”を可能性に変えて、新たな価値を未来に届けたい」
広島の理学療法士が立ち上げたプロジェクトのアート作品が、東京・丸の内で展示されています。
その一角に近づくと、カラフルな色彩の作品が出迎えてくれます。中には、独特の表情をしたキャラクターがひしめき合う細かな描写のものも。いずれも障がいを持つアーティストによるものです。
作品に近づいて見ると、木材や壁紙に描かれていることがわかります。廃棄されるはずだった素材を使う「アップサイクルアート」です。
プロデュースしたのは、広島県東広島市の理学療法士 大世渡 渉さん(38)です。京都の病院で忙しく働いていた大世渡さんは、20代の時にうつ病になりました。そんな中で、ある作品に出会い、障がい者アートの力強い表現に救われました。
一方で、捨てられる廃材の存在にも疑問を持ち、素晴らしさが広く知られていない障がい者アートと掛け合わせることで、”新たな価値”を生み出せるのではないかと考えました。2年前に立ち上げた会社の名前は「Switch(スイッチ)」。大世渡さんの思いをシンプルに表現しました。
東京での展示会は今回が初めてです。5人のアーティストの作品が展示されています。彼らの活動を支えるためにも、作品の定期レンタルなどによる空間プロデュース事業を拡大することが目標です。
大世渡さんは「この取り組みを知ってもらい、全国各地のアーティストを発掘したい。そして彼らの表現を届けていきたい」と話しています。
作品の展示は、東京都が運営するスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」(JR有楽町駅すぐそば)のTIB SHOPで6月4日(木)まで。

カラフルな障がい者アート作品が並ぶ展示スペース

廃棄されるはずだった壁紙を作品に①

廃棄されるはずだった壁紙を作品に②

廃棄木材でも力強いアートを表現

「アーティストたちの表現を全国に届けたい」と話す大世渡 渉さん
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