ラジオカー中村沙織です。
4月に入り、新しい一歩を踏み出す方も多いこの季節。
今回は広島市湯来町多田へ。
「人生の春」を楽しんでいる方にお話を伺いました。
手のひらに広がる、小さな世界
お邪魔したのは、ご自宅の一室をギャラリーにされている空間。
目の前には、思わず「わあ…!」と声が出てしまう作品が並んでいました。

手のひらサイズのツリーハウス。
木の枝の上に小さなお家があり、そこへ続くはしごは指ほどの細さ。

さらに中をのぞくと——
爪の先ほどの椅子や机、ベッドまで。

見ているだけでワクワクする、まるで絵本の中のような世界が広がっていました。
定年後に始めた、ものづくりの時間
作品を手がけているのは、玉星の田室さん。

これまでに作ったツリーハウスは、なんと200点近く。
始めてから約10年になるそうです。
しかもこの日は、ちょうど78才のお誕生日!
特別な日にお話を伺うことができました。
「こんなところに住めたら」

ツリーハウスづくりのきっかけを聞くと、返ってきたのはとてもシンプルな言葉でした。
「こんな木の上に住んだら面白いだろうなと思って」
すべての作品は、
「自分が住んでみたい場所」から生まれているそうです。

螺旋階段や手すり、中には観覧車までついたものも。

思わず「小さくなって入ってみたい!」
そんな気持ちになる、夢のつまったお家たちです。
素材も、手間ひまかけて
材料に使われているのは、本物の木の枝。

山へ行き、自分で切り出して、半年ほどしっかり乾燥させてから使うそうです。
これまでの仕事が、今につながる
田室さんは、もともと自動車の板金のお仕事をされていました。
その経験が、今の細やかな作業にもつながっているそうです。
「やっていて楽しい。1日が早いですね」
好きなことに向き合う時間の豊かさが、言葉から伝わってきました。

世代をこえて愛される作品
ツリーハウスは、マルシェなどでも販売されています。

手に取るのは、子どもから大人までさまざま。
「どこに飾ろうかな」と考える時間も、楽しみのひとつになっているようです。
ひとつとして同じものはない、すべて一点ものの作品たちです。

春は、何かを始めたくなる季節

新しい生活が始まるこの時期。
何かを始めるのに、年齢は関係ないんだなと感じさせてくれる時間でした。

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