広島地検は11日、超大型射出成形機の設計図面などが記録されたデータを私有のハードディスクに保存したとして逮捕されていた男性(40)について、不起訴処分としました。

男性(40)は、去年8月20日から22日までの間、5回にわたって、当時勤務していた会社のサーバーコンピュータ内の超大型射出成形機の設計図面などが記録されたファイルデータ5点を、私物の外付けハードディスクに複製して保存した、不正競争防止法違反(営業秘密侵害事犯)の疑いで逮捕されていました。

男性は、当時日本で、プラスチック粉末を熱して溶かし、金型に押し込んで製品を整形する機械の開発や製造などをする会社の社員で、会社が管理するサーバコンピュータ内の営業秘密を閲覧できるなどの権利が与えられていたということです。

男性は去年12月に中国の企業に転職していたということです。

逮捕時の警察の調べに対し、「今は言いたくない。弁護士と面会してから話をする」と話していました。

広島地検は不起訴処分の理由について、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」としています。