広島市にある国の名勝・縮景園で、春の訪れを告げる「松のこも外し」が行われました。

縮景園では冬を越そうとする害虫を誘いこんで駆除するため、毎年秋、園内のおよそ370本の松にこもを巻いています。

3月5日のきょうは、二十四節気のひとつで、冬眠を終えた虫たちが出てくるとされる「啓蟄」。

これに合わせ、6人の庭師たちが松からこもを取り外していきました。近年は消毒液の効果で、こもに虫はいないそうですが、春の訪れを告げる行事の一つとして続いています。

来園者
「実際は寒いけど季節が巡っていると感じる」

庭師 高森俊正さん
「まだ梅は残っているが、20日ぐらい経てば桜も満開になる。暖かい春を楽しんでもらえたら」

サクラの標本木「ソメイヨシノ」のつぼみはまだ固く小さいままですが、けさの広島市内は春の陽気となりました。園内の河津桜は満開で見ごろを迎えています。