顧客の家から現金を奪った上、火を放って殺害しようとしたなどの罪に問われている野村証券の元社員の裁判員裁判で19日、検察側は懲役20年を求刑しました。

野村證券の元社員・梶原優星被告は、2024年7月、顧客の夫婦が住む住宅で妻に睡眠薬を飲ませて現金約1800万円を奪い、証拠を隠滅するために火を放って殺害しようとした罪に問われています。また、別の日にもこの住宅から現金およそ800万円を盗んだとされています。

検察と弁護側の主張は

検察側は、「犯行の2日前から『睡眠薬絶対起きない』などと検索していて、強さを認識していた」などと指摘。「大手証券会社の営業担当という、被害者からの信用を利用した悪質性高い犯行」などとして、懲役20年を求刑しました。

一方、弁護側は、妻にアルコールと一緒に飲ませた睡眠薬について「被告自身も普段から酒と一緒に飲んでおり、妻が昏睡するとは思っていなかった」などと述べました。

その上で、放火に関しては証拠隠滅が目的であり殺意は無かったと主張。窃盗と放火については認めたものの、住居侵入と強盗殺人未遂については無罪を主張しました。

判決は3月3日に言い渡されます。