広島県内の民間企業で働く障害者の数が過去最多を更新したことが分かりました。

広島県内の障害者雇用について、広島労働局は2025年6月1日時点で、広島県内に本社をおく民間企業での雇用が1万4291.0人だったと発表しました。これは前の年より2.8%、394.0人増え、過去最多を更新しています。障害の種類別では、身体障害者が6859.0人、知的障害者が3979.5人となっているほか、精神障害者が8.0%増え、3452.5人と特に大きな伸びを見せています。

一方で、2.5%という法定雇用率を達成した企業の割合は、48.9％と前年の49.1％よりわずかに減りました。雇用義務のある企業のうちおよそ6割（819社）で、一人も雇用されていないという現状も浮き彫りになっています。

公的機関はいずれも2.8%の法定雇用率を達成しています。

広島労働局は、今後もハローワークなどを通じて、企業への相談や支援を強化していく方針です。