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世界からも注目される広島の高校生アスリートをご紹介します。16歳の渡邉栞太(かんた)選手がやっているスポーツは「テニス」です。
まずは世界のテニス人口について説明します。

男子では、世界で2000人のプロがいます。錦織圭選手、西岡良仁選手などがそうです。
渡邉選手がいるジュニアは、13歳から18歳までが同じカテゴリー。男子だけで世界で4000人以上、日本人では100人ぐらいです。
そのジュニアで現在、日本トップクラスの実力を誇る選手にプロへの思いを聞いてきました。
披露したのは広島出身の16歳。通信制の精華学園(せいかがくえん)宮島校2年の渡邉栞太選手です。
16歳以下の全国大会では優勝!世代別日本代表ではエースで近い将来、プロでの活躍が期待されています。
渡邉選手
「あまり苦手なところがなくて、すごい気を強く持ってプレーしていけるのが僕のテニス」
渡邉選手はサーブ、ストローク、ボレーとすべてが高水準のオールラウンドなプレーヤー。豊富なショットバリュエーションから繰り出される多彩な攻撃で体格では劣る外国の選手が相手でも打ち勝ってきました
渡邉選手がテニスを始めたのは5歳の時。
渡邉選手
「父親が元々テニスコーチをしていて、それに連れられて、初めてこのテンションテニスクラブに行かせていただいて、すごくテニスが楽しくて両親にテニスがしたいと頼んだ」
渡邉選手の父親
「フラットは?違いがわかるじゃないか」
父に教わりながら上達した渡邉少年は8歳で出た地区大会で初優勝。このとき「プロになる夢」を抱きますがそれが明確な目標に変わる転機が中学生の頃に訪れます。
渡邉選手
「13歳で初めて全国大会を優勝してそこからちょっと経って今の神戸にいるコーチのところで住み込みで練習をしているんですけど、そのコーチから学ぶことはやっぱりプロの世界はジュニアと比べて全然違って、厳しい世界というのをいろんな大会を周っていく中で身に染みて感じているので中学2、3年生ぐらいから目標に変わってきていた」
中学卒業後、拠点を神戸に移し本格的にプロへの道を歩み始めて2年目のことし。渡邉選手にとって飛躍の年に…。
3月のオーストラリア。「攻めのテニス」を貫き通し国際大会初優勝を飾ると、9月には18歳以下のトップクラスの大会、世界スーパージュニアでノーシードながら準優勝を達成。世界ランキングを一時はキャリアハイとなる97位まであげます。
渡邉選手
「高校3年生の4月くらいからプロとジュニアの大会を混ぜていって高校を卒業してからどういう道にいくのか相談になるとは思うんですけど、プロにはなるつもりです」
来年開かれる世界最高峰の大会「グランドスラムジュニア大会」への出場を決めている渡邉選手。広島で生まれ育ったテニス少年の世界への挑戦はまだまだ続きます。
渡邉選手
「ランキングでいい結果に入るのはもちろんなんですけど、日本の小さなジュニアたちの目標になれるようなプロの選手になっていけたらいいなと思う」
渡邉選手は、今は神戸のコーチの家に住み込みで練習をしていて、遠征もあるので広島には年に3か月もいないそうです。今月12日から国内で開催される大会に参加予定。年明け1月にはジュニア最高峰の大会、全豪オープンジュニアに出場予定です。
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