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車の滞留が多発する踏切 JR西日本が耳で訴える新対策を開始 広島

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踏切内で自動車が滞留するのを防ごうと、JR西日本が新技術を活用した安全対策を始めました。

広島市佐伯区にある蟹原第二踏切はJR山陽線と広電宮島線が並行する区間にあり、4つの線路を横断する必要があります。近くには信号機もあるため、前方をよく確認せず進むなどして渡り切れず、踏切内に車が取り残される事例が年に60回程度も発生。先週にも車が立ち往生して列車が緊急停止し、およそ1300人に影響が出ました。

そこで、JR西日本は踏切内で車が滞留するのを防ごうと、全国初の安全対策を11月末からはじめました。次世代型のETC2.0の車載器を付けている車に対して音声とカーナビ画面で注意を促すというものです。踏切にアンテナを設置し、車が近づくと自動で「♪踏切内は停車禁止です、ご注意ください」と車内に音声が流れます。

JR西日本 中国統括本部 安全推進部 鈴木崇士課長
「目だけでは無く、自動車の中で直接耳に訴えることによって、安全対策のさらなる一歩として有効的なものになることを期待しております」

JR西日本は2026年3月末まで実証実験を行った上で、ほかの踏切への活用についても検討する方針です。

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