今シーズン限りで広島カープを退団した松山竜平選手がNPBの2軍のリーグに属するオイシックス新潟アルビレックスBCへ入団することが発表されました。

松山竜平
「オイシックス新潟の方へ。トライアウトが終わって（オイシックスの武田勝）監督も来てくださって『うちでやって欲しい』と言われたんで、兼任コーチとして。第1は選手としてやらせてもらえるんで、そこはホントに大きいところ」

先月のトライアウトで3安打を放ち存在感を示していた松山竜平。選手と打撃コーチを兼任する形でのオファーを受け、オイシックス新潟アルビレックスBCへ入団することが決まりました。

2008年にカープに入団した松山竜平。名場面のひとつが大谷翔平から放ったホームラン！

2013年6月18日広島対日ハム（マツダスタジアム）。ルーキーだった大谷翔平が5番ピッチャーとして二刀流デビューした試合で豪快な一発！ピッチャー大谷がNPBで打たれた初めてのホームランでした。

松山竜平
「ずっと（周りに）言えるぐらいの大谷くんになってるんで、自慢できます」

2016年の日本シリーズでも大谷からホームランを放っている松山竜平。通算成績は6打数2安打1四球、ヒットはいずれもホームランという大谷キラーぶりでした。

2016年からの3連覇に大きく貢献した松山。1番の思い出は？

松山竜平
「“3連覇“と・・・“2017年の優勝“。自分の誕生日だったんで、それが一番の思い出です」

2017年9月16日甲子園球場での阪神戦。鈴木誠也が骨折で離脱中ということもあり、4番でのスタメンが続いていた松山竜平。先制のタイムリーを放つ活躍を見せ、32歳のバースデーが優勝日と重なりました。

今月上旬、田中広輔と参加した広島でのイベントではファンとの交流に笑顔を見せた松山竜平

松山竜平
「**（広島では）最後になるかもしれないし、楽しくできてよかったです。**やっぱり（カープファンは）熱いですね。ホントに熱いです。写真の時も圧がすごかったです！」

オファーを受けたオイシックス新潟は去年からイースタンリーグに参入しているチームでことしは8チーム中7位。来年、再編される2軍では東地区に属します。

松山が思う新潟の街のイメージは！？

「米・・・日本酒！」

Q松山選手に向いているかも？
「そうだね、日本酒も大好きなんで色々教えてもらおうかなと。（オイシックスは）新潟を盛り上げようとすごくいろいろな活動をしているみたいなので貢献できたらなと思っています。とにかく行く以上はチームに貢献出来るようにひとつでも順位を上げられるようにがんばりたい」

Qオイシックスでしっかりアピールしてもう１回上もめざせれば？
「そうですね、それができたら１番いいんでしっかりがんばります」

入団会見は16日に開かれる予定で、1月下旬には単身で新潟に乗り込みます。

松山選手といえば“家族愛”。鹿児島の両親、家族の反応は？

松山竜平
「（自分の）家族はもう全然、悔いのないようやってくれってということで。犠牲にする分、しっかりやらないとなと。（子どもには）『とにかくお母さんの言うことをしっかり聞け』と伝えた。**父は『おお、そうか。がんばれ』って…母ちゃんはずっと心配していたんで『決まってよかったね』**って言われました」

「（カープファンの皆さま）18年間本当にお世話になりました。次は新潟でがんばりますのでよろしくお願いします！」

カープの後輩はまだまだ松山竜平を愛している！？

18年間過ごした広島を離れることになった松山竜平。お立ち台でお馴染みだった「きょう、オレやったよ！」のフレーズが聴けなくなりますが、来シーズンそれを引き継ぐ男がいます。

菊池涼介は、来季ヒーローインタビューで「松っちゃん、オレやったヨ！」と叫ぶと宣言。忘れないためにオリジナルタオルにもそのフレーズが刻まれます。

松山選手の新天地での活躍と、マツダスタジアムで菊池選手による「オレ、やったヨ！」がたくさん聴けることを願っています。

＜RCCテレビ・イマナマ　2025年12月3日（水）放送＞