日本付近は3日から冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込む予想です。4日にかけて寒気のピークとなり、日本海側を中心に広い範囲で大雪に警戒が必要です。

気象庁によりますと、日本付近は３日以降冬型の気圧配置が強まり、４日にかけてこの時期としては強い寒気が流入する見込みです。

東北や北陸など日本海側では大雪の恐れがあり、山沿いでは多いところで50cm以上の積雪が予想されています。風も吹き荒れるため、吹雪で見通しが悪くなることも予想されます。不要不急の外出は控えたほうがよさそうです。

中国地方にもこの時期としては強い寒気が流れ込んでいて、広島では3日、初雪を観測しました。広島市中心部でも雪が舞い、西日本有数の豪雪エリア「八幡」では、3日午後7時現在で4cm積雪しています。

このあと山地では、4日の明け方にかけて雪が積もり、平地でも一部、雪雲が流れ込むところがあるでしょう。

【広島県 4日午後6時までの24時間予想降雪量】（いずれも多いところ）
◇北部山地で15cm　北部平地で5cm
◇南部山地で10cm　南部平地で3cm

積雪や路面の凍結で交通が乱れるおそれがあります。特に、峠越えをする際の車の運転には注意してください。また、橋の上や、トンネルの出入り口付近、日陰となるところでは、路面が凍結しやすくなります。時間に余裕を持った行動を心がけてください。