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広島県尾道市で繰り広げられたほほえましい光景が、世界から注目されました。尾道市立美術館は、警備員とのやりとりで話題になったネコ「ケンちゃん」が、9月に永眠したことを明らかにしました。

尾道市立美術館によりますと、ケンちゃんは去年7月から体調を崩し、療養していましたが、9月20日に家族に見守られながら息を引き取りました。
ケンちゃんは、美術館の隣にあるレストランの飼い猫で、周辺はお散歩コースだったといいます。
尾道市立美術館学芸員・梅林信二さん「実はケンちゃんはですね、ここまでくると、自動扉は反応するんですよね。ケンちゃんが来たときに、警備員さんが中に入っちゃだめだよって。第2扉あたりが最終攻防ラインになります」

2017年ごろから美術館に来るようになったケンちゃん…。館内に入ろうとするケンちゃんと、優しく制止する警備員との「攻防」が話題になりました。
警備員・馬屋原 定雄さん
「最初頃は大変でしたよ。入れたらいけんと思って必死でね、やってました」
美術館も、ケンちゃんに「入られんよ」と警備員が声をかける「優しい攻防」を、SNSで発信し、写真集やカレンダーもつくってきました。
警備員の馬屋原 定雄さんは、「こんなに懐いてくれた猫はケンちゃんが初めてでした。たくさんの思い出をありがとうと伝えたいです」と話しています。

SNSにも、「癒しをありがとう」とか、「会いに行った時の写真を見ながら泣いてしまいました」などと、ケンちゃんに感謝の声が寄せられています。
尾道市立美術館は来年度、ケンちゃんにちなんだ企画展を検討しているということです。
ケンちゃんの飼い主は、手紙や贈り物は辞退していて、「お気持ちだけで十分ありがたいです」と話しています。
























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