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今年の夏は記録的な猛暑となり、秋になっても厳しい残暑が続きました。野菜の価格にどのような影響が出ているのか、取材しました。
10月にも関わらず、広島市内では屋外では日傘を差し、汗拭き用のタオルを手にもつ人たちが多く見られました。
夏の記録的な猛暑、そして秋の厳しい残暑の影響は、全国各地からの野菜の入荷にも影響していました。広島市中央卸売市場の仲卸業者はこのように話します。
二井商店 川崎慎一郎営業部長
「もう少し雨が降ってほしかったと思う産地がある。影響が一番出ているのは北海道のジャガイモやタマネギ。本来大きくならないといけない時期に水がなかった。ジャガイモもタマネギも当初から小ぶり傾向」

今年のジャガイモは大きなサイズの収穫量が減り、小さなサイズが増えているそうです。そして、卸値にも影響しているといいます。
二井商店 川崎慎一郎営業部長
「この10月・11月から値段がかなり上昇。年明けはさらに上昇する見込み」
現状でもジャガイモやタマネギの卸値は例年のおよそ2倍に高騰しています。

一方で広島県産のトマトには、最近の気温の低下が影を落としています。広島市中区の最高気温は、10月12日に32.6℃を記録しました。
しかし、中旬からはぐっと下がり、20℃を下回る日も出てきました。
こうした急激な気温変化によりトマトの出荷が遅れ、卸値は例年のおよそ2倍になっています。

一方で、家計にうれしい情報もありました。これからの季節に食べたくなる、鍋料理用の野菜です。
広印広島青果 小山隆之取締役
「いまから鍋もの商材、キャベツ・ハクサイ・ダイコン等が順調に出てくる見込み」
ハクサイの卸売価格は9月末に15キロあたり2000円を超えましたが、11月10日には1500円前後と落ち着いています。また去年高騰したキャベツについても値段が安定していて、例年よりも大きめのサイズが入荷できているといいます。
要因としては主な産地である九州で、台風の影響が比較的少なかったことが挙げられます。
広印広島青果 小山隆之取締役
「値段も落ち着いてきますので、消費者には良いもの買っていただきたい」












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