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214回目は、
産科・婦人科 藤東クリニック 藤東猶也副院長に
お越しいただきました。

今年の3月、子宮筋腫治療中の女性がくも膜下出血で亡くなり、
治療に使った薬が原因ではないか…と訴訟を起こされたことがニュースになりました。
子宮筋腫は女性にとって身近な病気です。
30歳以上の女性では、20〜30%の確率で発見されるそう。

子宮の内側に出来る『粘膜下筋症』は、より症状が現れやすく
過多月経や不正出血、不妊症などの原因になりますし、
筋肉の中にできる筋層内筋腫は、もっとも発生頻度が高いそうです。
大きくなると不正出血や流産早産の原因になります。

また、子宮の外に飛び出す『しょう膜下筋症』は、
大きくなっても自覚症状がほぼありません。
そのため、症状や妊娠の希望などを考慮して、治療法を選択していくことになるそうです。

治療法は手術だけではなく、薬で症状を和らげる
鎮痛剤、漢方薬、止血剤、ピルなどを使うこともあります。
黄体ホルモン療法は
黄体ホルモンだけを投与すると、
生理痛が楽になり出血も減るというものです。

ただ、これは子宮筋腫への適用はないようです。
子宮筋腫がある方は、
月経過多の症状がみられる子宮内膜症を併発していることも多いため、
子宮内膜症に対して黄体ホルモンを処方することで、月経過多や生理痛を楽にする
…という方法もあります。

しかし、子宮筋腫のある方に黄体ホルモンを使うと出血しやすいというリスクが
あるので、医師のしっかりした管理が必要です。

身近な病気だけに、一度選択した治療法をずっと続けるといったことではなく、
「体にあわないな、変化がないな」と思ったら
迷わず専門医に相談して、別の方法を試すこともできます。

子宮筋腫には色々な治療法があり、患者自身が選ぶこともできるということを
覚えておいて下さいね。