広島県は28日、廿日市市の旅館でノロウイルスが原因の食中毒が発生したと発表しました。
県によりますと、25日午前、廿日市市宮島の錦水館から西部保健所に「22日昼に催された結婚披露宴に参加した60人のうち10人程度がおう吐・下痢などの症状が出ている」などと連絡がありました。
保健所が調査したところ、60人のうち男女12人(10歳未満~50代)に症状があり、患者2人からノロウイルスが検出されたことなどから、食中毒と判断。28日に錦水館に対し食事を提供した調理場を営業禁止処分としました。宿泊やほかの調理場で作られた食事については提供できるということです。
また、22日から23日にかけて宿泊し、披露宴の食事と同じ調理場で調理された食事を食べた84人うち16人に症状が出ていることが判明していて、現在継続して調査をしているということです。
◇ノロウイルスの食中毒
・潜伏期間は24~48時間
・下痢、嘔吐、吐き気、腹痛、発熱などの症状が出る(2~3日で回復)
・感染した人の便や吐物に大量のノロウイルスが含まれる
◇予防のポイント
・調理、食事前、トイレ後にはしっかり手を洗う(アルコール消毒は効果がないため手洗いが重要)
・嘔吐、下痢症状がある人はタオル共有は避ける
・まな板、包丁などの調理器具は使用後十分に洗浄し消毒する
・消毒は熱湯や塩素系漂白剤が有効(アルコール消毒は効かない)
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