広島市の松井市長らは石破総理と面会し、3月に開催される核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を要請しました。石破総理は「非常に難しい問題」などと応じて、直接の回答を避けたということです。
石破総理は17日午後、官邸で広島市の松井市長、長崎市の鈴木市長らの訪問を受けました。
松井市長らは石破総理に核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加と、一刻も早い条約の署名、批准を求めました。
長崎市・鈴木市長
「(オブザーバー参加について石破総理は)非常に難しい問題ですね、という言い方です、頭を抱えながら」
広島市・松井市長
「総理が決断していただいて議論を起こすためのきっかけとしてオブザーバー参加っていうのはないでしょうかと重ねて申し上げた。そういうのも含めて検討しなきゃいかんという返事、言い方でした」
松井市長らによりますと石破総理は、中国や北朝鮮の核の問題などを挙げて、現実を理想に近づけるためにも議論や検討が必要との認識を示したということです。
要請は、佐世保市を除く全国1740の市区町村でつくる平和首長会議国内加盟都市会議を代表して行われました。日本政府はこれまでオブザーバー参加したことはなく、日本と同様にアメリカの核の傘にありながら参加しているドイツなどの例を検証しているとしています。
日本は、核兵器保有国が1カ国も参加していないことなどから条約とは距離を置いています。
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