気温も冷え込み鍋の季節となってきました。しかし、鍋に欠かせない野菜の価格が高騰…。広島市のスーパーを取材してきました。
広島市安佐北区のノムラストアー可部店では、白ネギが3本258円、キャベツは1玉582円…。
買い物客
「もう手が出ません。特に葉物とか。鍋だったら比較的水菜が安いから、油揚げと水菜と豚とかで鍋を作ったりしている。かさ増しができるものを使います」
「(野菜の価格が)上がってますね。1個食べるところを半分にして食べたり。しんどいですね。野菜が上がるのは…」
大根は1本168円…、白菜は半分で193円と比較的落ち着いている野菜もあります。
しかし本来、この時期は鍋野菜の価格がぐっと下がるはず…。なのに、価格の高止まりが続いているのです。
野村ストアー藤井章弘店長
「旬で言えばキャベツ、白菜、キノコ類ですが、1.5倍から2倍は値段が上がっている感じです」
カット野菜や冷凍野菜を充実させたり、ばら売りにして価格を抑えるなどの工夫をしています。
また、こちらの店舗では50種類以上の鍋の素を販売していますが、肉や魚がメインの鍋の素の売れ行きが良いといいます。
野村ストアー藤井章弘店長
「島根から産直で取り寄せしている、骨なしの、鍋にすぐ入れられるような商品や肉で言えばホルモン関係の商品を充実させています」
なぜ高くなっているのか。青果卸売り業者の広印広島青果さんに聞きました。
野菜のなかでも、特にキャベツが高くなっているようです。本来この時期に収穫が進む秋冬産地のキャベツが、今夏の酷暑が原因で、種を植えて発芽してもうまく育たず、やり直した産地が多かったといいます。
生育が遅くなってしまっても、お店で食べるお好み焼きやとんかつにキャベツは欠かせません。業務用を確保すると、小売店にならぶキャベツが少なくなってしまい、価格も高騰してしまう。他の野菜についても、夏の酷暑の影響がいま、出ているということでした。
生育が遅くなってしまっても畑には「ちゃんとある」ということで、12月初旬に収穫が進んでくると価格も落ち着くのではないか、ということです。
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