広島の家事情を特集します。担当の村岡ディレクターです。
今、家を探されている方、みなさん直面していると思いますが、広島の家事情がすごいことになってます!取材してきました!
【VTR】
なんとも高級感のあるエントランス。こちらホテル…ではなく2026年に完成予定のマンションです。
ブランド名を去年4月に「ライオンズマンション」から「ザ・ライオンズ」に改め中四国初進出。JR横川駅から徒歩3分の好立地、高級感にとことんこだわった上に、断熱材を増やしてエネルギー消費量41%カットを実現。夢のマンションです。
ターゲットは共働きで上質な生活を追求する「パワーカップル」。パワーカップルとは世帯年収1000万円以上の高収入のカップルです。
オリックスグループ 大京広島店 新井剛担当課長
「価格に見合った内容にフォーカスして、例えば開放廊下ではなく内廊下にしてホテルのような廊下にしつらえたりして」
こちら残念ながらお値段は非公表…。ただ、かなり高級な雰囲気が漂っていますが?
オリックスグループ 大京広島店 新井剛担当課長
「9月末から問い合わせを始めて1ヶ月くらいですが、通常2~3ヶ月で問い合わせいただく数をすでに超えている状態です。500件弱くらいは来ているのがちょっと驚きです」
広島の新築マンションの価格を見てみると…。6288万円から!?ええっ!9,880万円!?驚きの数字が並んでいます。広島の住宅事情一体どうなっているんでしょうか。
スーモ 成田博紀さん
「(Qマンションの相場は?)相場は都市部はすでに今年6000万円台。市外・郊外エリアは4000万円台が平均。エリアの平均を加味しますと広島で2024年初めて平均で5000万円台という金額」
そうなんです。広島県の新築マンションの平均価格は2020年からたったの4年間でなんと1千万円以上も上昇!
建築費・木材・コンクリートなどの資材高騰の理由でコロナ明け頃からだんだん価格が上がってきたといいます。
また、消費者側としては住宅ローンが充実しており、40年・50年ローンや夫婦で支払っていくペアローンなど金融機関の選択肢が増え、住宅自体の購入はできるカタチにはなっています。が、そうはいっても…。ということで、広島の街の人に聞くと…
40代12年前中古マンション購入2000万円
「(Q相場が6000万円ってどう思いますか?)うちの倍くらい(Q今もしこのタイミングで家を探していたとしたら?)買いません、買えません。(Q高くなってるのどう思う?)逆に売ったら高く売れるのかなと思いますけど。子どもの教育費とかの方が大事かな」
50代賃貸
「ちょっと高いですね(Q購入ってなると?)今は買い時じゃないですよね。上がりに上がっているので。またはじけるんじゃないですか?そのうち…」
40代マンション購入
「高いですよね。落ち着いたら買いたいなって方多いんじゃないかと思いますけど。なかなかこの数年タイミングが難しいですよね」
20代賃貸 夫婦
「買いたいな~とは言ってたけど(昨年)家の付近にマンションが建った時に3千万円くらいだったんですよ。あの時買っておけばよかったと後悔。一気に上がりましたもんね。建築業界にいるので物価の値上がりがすごいなというのはうすうす感じていたので。6千万円は出したくないですよね。ていうか出せないですよね」
やはり「高い」という声が多い中、世の中は…。
スーモ 成田博紀さん
「マンションの買い時意識というのは引き続き高い。広島もそうですし全国的にもそうです。広島は特にですが全国的に価格が上がっている中で、まだ広島の価格の上り幅としては緩やかな方でしてそういった意味では広島も買い時と考えられている。(Qこんな高いのに買い時?)過去と見たらどうかと言うと、必ず次の年が上がっているとのが現時点での実績。何より来年以降下がりますという要素がない。ネガティブな言い方かもしれないが”イマ買うしかない”」
【スタジオ】
というのも、これまで一般的に家探しにおいて重視されていたのが「立地」「建物」「価格」この3つなんですが、最近は価格高騰もあり「資産価値」も重要視されているんです。
なので、数年後に買った時より価格が上がっている可能性も含んでマンション購入を決めるケースが増加しているといいます。ただ、やはり都心部マンション6000万円は高い!という中でこういう傾向もみられています。
天神川・宇品・観音・西風新都など郊外が人気。マンション価格も少しおさえて4千万くらい。さらに土地が広いため物件が広く取れたり、自然環境や公園など子育て環境もいいということでこちらも非常に人気が高いんです。
実際にファミリー世帯にとても人気だという住宅地も取材しています。
【VTR】
広島市内から車でおよそ15分。安佐南区に去年5月に完成したグリーンフォートみそらです。196区画、大体52~3坪の土地が並ぶ新しい大規模団地です。
広電建設 不動産住宅部 田中悠一さん
「(Q反響は?)実際にできる前から問い合わせが結構多くて。まだ団地ができて1年くらいですが、余っている土地が無いくらい人気。個人的には想定外の反響で1年経たずにほとんど売り切れるとは思ってなかった」
広電建設が手がけるこちらのモデルハウスは、4LDK、176平米で5600万円!選ばれる理由は?
広電建設 不動産住宅部 田中悠一さん
「都心部だと土地が狭くてマンションも高いので。コスト重視のお客様にはとても向いている団地かな」
実際、今年1月に購入したという岡本さん一家は、お子さんが生まれたことをきっかけに半年ほど家探しをして、60坪の土地に200平米5LDKでおよそ6000万円の一軒家を建てました。
岡本さんファミリー
「土地が広いところがいいかなと思ったのと、子どもが生まれるというきっかけがあって育てやすい場所がいいなというところで、最終的には広島市内からも近かったので良かったな。(Q市内でも家探しを?)そうですね。市内寄りで見ると同じ条件で探すと1億に近い金額になる。もう諦めました。これ無理だなと。自分たちのライフスタイルで考えるとコストパフォーマンス含めてパーフェクトかな」
(スタジオ)
土地の価格も上がっています。今年1月時点の県内の「住宅地」の地価は去年と比べて1%上昇。利便性の高い都市部を中心に上がり幅も大きく、なかでも広島市中区の白島エリアは、上昇率が6%を超えています。今、建っているマンションは数年前に企業が土地を購入しています…。
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