河井夫妻による大規模買収事件をめぐって先月有罪判決が確定した広島市議の三宅正明氏について、市選挙管理委員会は8日、市議会から欠員通知が届いたとして、失職したことを明らかにしました。
三宅氏の失職に伴って補欠選挙が行われることになり、選管は日程を調整し次第、公表するとしています。
8日午後に市役所で開いた会見で三宅氏は、8日付けで最高裁から異議申し立て棄却の通知が届いたとしたうえで、公民権停止に伴う失職を認めました。
自身の失職について三宅氏は「まだ皆さんの役に立ちたいという思いがある反面、活動ができなくなることは悔しい」と語り、今後については「現時点では何も考えられない」としました。
三宅氏は5年前の参議院選挙をめぐり、河井案里氏を当選させる目的と知りながら、夫の克行元法務大臣から現金合わせて50万円を受け取った罪に問われ、最高裁は先月、三宅氏の上告を棄却し有罪判決が確定していました。
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