6回目の当選を果たした自民党の 平口洋 さん。「まず謝ることから始めなければいけない総選挙だと」―。第一声は、自民党派閥による裏金事件の謝罪から始まりました。

陣営には投票を呼びかけるかわいい助っ人も登場…。平口さんの公式SNSでは「勝利の女神」と紹介されています。

裏金事件に自らは関与していないものの逆風は感じたといいます。

平口洋 さん
「10人のうち1人は今回は嫌だという方がいらっしゃいますから1割といったら大きいですよね」

選挙戦終盤には 茂木敏充 前幹事長も応援に…。地道な選挙活動で自民党支持層を中心に得票を固めました。

ベテランに挑んだ国民・新人　SNSも駆使して選挙戦を展開

広島2区で平口さんに敗れた国民・新人の 福田玄 さんは、比例復活で初の当選を果たしました。

福田さん
「ちょっとみなさん。LINEで展開したいのでもし携帯お持ちの方…」

公示直前の立候補となった福田氏はSNSを活用した知名度アップに取り組みました。

福田玄 さん
「政治自体のハードルが高い部分をSNSを通じてハードルを下げていくと同時に興味をもってもらいたい。短い時間の演説だと伝わりきらないので」

街頭演説からマイク納めまでライブ配信を実施しました。

若者「見ました。見ました！」「友だちがインスタをあげていました」
福田さん「インスタやっとるよ」

選挙区内のイベントでは若者にも声をかけられる福田さん…。

若者「選挙行ってもいいじゃないかなって」
福田さん「そう。自分の思いに近い人を当選させて…」

少しずつ知名度が上がっていることを実感したといいます。

福田玄 さん
「無党派層の人からの反応がすごい返ってきているので、なんとかあと1ミリでも（当選に）近づきたいと思う」

選挙戦最終日は深夜まで活動しました。

当選から一夜明け、けさも有権者にあいさつをしていました。

福田玄 さん
「結果として政治が動いて暮らしが変わったこということが伝わり、選挙って行く意味あるよねという実感につなげるように取り組んでいければ」