広島市の大規模な陥没は、26日で発生から1か月です。現在も、34世帯64人が避難生活を続けています。
梅川千輝記者
「広島市西区の道路陥没現場です。発生からおよそ1か月が経った今も工事や調査が続いています」
休むことなく続く復旧工事。
現場付近では、広島市が、地下を掘削して「雨水管」の工事を進めていました。広島市は今後、「危険」・「要注意」と判定された建物の改修か解体かを見極めるとともに。補償についても協議を始めたいとしています。
広島市西区・庚午中の美容室「ASUNARO」です。
ASUNAROスタッフ
「大変ご迷惑をおかけしています。庚午まで送迎させていただくので…」
「ASUNARO」は市内で2店舗を構えていて、観音店のわずか数十メートル先で道路陥没が起きました。観音店はひび割れなどの被害を受け、現在は休業しています。そのため庚午店を間借りして、送迎サービスをしながら営業を続けています。
ASUNARO 福地康夫オーナー
「お客さんに迷惑をかけていると毎日思う…。今来ているのも観音店のお客さん」
10月7日、観音店の危険度を確認する調査に福地さんは夫婦で立ち会いました。傾きや沈下などが生じていないか点検を受けました。
ASUNARO 福地康夫オーナー
「営業はできると言われた。ただ店舗前にあんな大きな機械があって、穴も掘っている…。お客さんも不安ですよねここに来ること自体が」
ASUNARO観音店 福地三鈴店長
「1日でも早く営業をしたいが、安全が第一なので…」
観音店の目の前では今もボーリング調査が続いています。しかし、店自体は「帰宅可能」の判定を受けたことから、福地さんは11月5日からの営業再開を決めました。
ASUNARO 福地康夫オーナー
「私たちのサービス業は大体1か月サイクルで動いていく。どこかで区切りをつけないと」
一方で、不安も拭いきれません。
ASUNARO 福地康夫オーナー
「陥没した場所だけではなく、他のところは今後陥没しないのか?大丈夫なのか?というのはずっとついて回る。あとはもう行政と請け負った共同企業体の力を信じていくしかない…」
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