１８日夕方、気象庁は「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」を発表しました。

北日本から西日本では、19日（土）にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

前線を伴った低気圧が、黄海にあって東北東へ進んでいます。19日にかけて、低気圧は発達しながら日本海から千島近海に進み、低気圧からのびる寒冷前線が北日本から西日本を通過する見込みです。北日本から西日本では、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所があるでしょう。

落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

西高東低の冬型の気圧配置　北海道では平地で雪も

前線の通過後は北海道付では、一時的に西高東低の冬型の気圧配置なります。19日夜から20日にかけて、上空約1500メートルに11月下旬並の氷点下9度前後の寒気が入るでしょう。

北海道地方では、19日夜から20日にかけて、標高の高い峠や山間部を中心に雪が降り、日本海側北部では、平地でも積雪状態となる所がある見込みです。積雪や路面凍結による交通障害に注意してください。