福山市で、幕末の福山藩主・阿部正方を紹介する特別展が開幕しました。
阿部正方は1861年、わずか14歳で福山藩阿部家9代藩主に就きました。
将軍上洛に先立つ京都の護衛や、2度にわたる長州征討など幕末の重要局面に携わりましたが、20歳でその生涯を閉じました。
特別展では遺品や関連史料が展示されています。そのうち、正方が14歳で元服した時に作られた子ども用の甲冑は、全体に黒漆が塗られ部材ごとを紺糸で留める上品なものとなっています。
また、14代将軍・徳川家茂が、京都へ向かう途中に静岡県の久能山東照宮に奉納した太刀も並びます。
開会式のあとには学芸員による解説も行われ、来場者は熱心に耳を傾けていました。
阿部家17代当主・阿部正紘さん
「正方公の史料って、あんまり私も見たことないんですよ。ですからこれを機会に非常に私自身も勉強になりました」
書や絵図など99点が並ぶ特別展は、11月17日まで開かれています。
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