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「体を大切に元気でいてね」子どもたちが地元のお年寄りに絵手紙 手作りで “感謝の気持ち” を込めて

今月16日の「敬老の日」を前に広島市の子どもたちが地元のお年寄りに絵手紙を贈りました。登下校の見守り活動などへの感謝の気持ちが込められていました。

絵手紙を手渡したのは、広島市安佐南区の平和台団地にある幼稚園から高校の園児や児童・生徒たちです。

広島県立安西高校 3年 井上綾斗 さん
「1枚1枚心を込めて書いたので、これを見て、これからも健康に元気にお過ごしいただき、わたしたちを見守っていただけたら幸いです」

安西学区で暮らす75歳以上すべての人たちに届けようと子どもたちが協力して1700枚、制作しました。児童がもつ色とりどりの絵手紙には…

広島市立安西小学校 6年 坂井玲音 さん
「『いつも見守ってくれてありがとう いつまでも元気でね』と書きました」

秋が旬の果物や野菜、花とともに『体を大切にしてね』『ずっと元気でいてください』とていねいに描かれています。

広島市立安西小学校 6年 里礼子 さん
「暑い中もがんばって見守ってくれているから健康に気を付けてほしいなという思いで書きました」

「1週間前から絵手紙を楽しみにしていた」

イベントには約40人のお年寄りが集まり絵手紙を受け取りました。

参加した人たち
「うれしかったね。もらうのが楽しみです。1週間前くらいに話を聞いて、ことし、どんな絵をもらうのか楽しみにしていました」
「子どもは向こうからおばちゃんと言ってくれる。すごくかわいい」
「(イベントがきっかけで)去年は絵手紙教室に高校に通いました、校長先生に教わって絵手紙を描きました」

この取り組みは、2005年から登下校時に見守り活動などをしてくれるお年寄りに感謝の気持ちを伝えようと安西小学校が始めました。高齢化で送り先が増え、おととしからは同じ団地にある安西高校が園や中学校に協力を呼びかけたといいます。

絵手紙を描いた園児たち
「高校の人が来たからだよ。そして教えてくれたから野菜を描いたんだよ」
「ニンジンとナスを描いた」
「海描いた。海がきれいだから。ありがとうという気持ちで渡した」

「絵手紙の日」を作って全校生徒一斉に制作

安西高校では「絵手紙の日」を設定し、3時間ほどかけて教員と全校生徒一斉に制作に取り組みました。

広島県立安西高校 3年 井上綾斗 さん
「高校みんなで絵手紙を書く日を作って1日に1100枚程度書きました。これから先も続けて毎年、喜んでもらいたいと思う」

1人が5~6枚程度制作し、体育館の一角に並べた絵はがきはなんと1070に上ります。

広島県立安西高校 齊藤賢二 校長
「他者を思いやる心、感謝の心に尽きます。地域と学校のつながりもさらに深まるかなと思っています」

子どもたちが感謝の気持ちを込めて描いた絵手紙は、敬老の日までにお年寄りに届けられるということです。

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