3日朝の時点で、日本の南には台風11号と複数の熱帯低気圧があります。 このうち台風11号はこのあと進路を西寄りへと変えて、南シナ海方面に進む予想です。日本への大きな影響はない見込みです。
一方、南の海上には雲がややまとまりつつあるエリアがあり、熱帯低気圧が解析されています。このうち左側の熱帯低気圧について、アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果を公開しています。
それによりますと、現時点では特に発達する予想はなく、台風となる可能性は低い見込みで、日本列島への接近も予想されていません。
気象庁の週間天気支援図をみると、7日(土)以降、沖縄の周辺海域にLマークが表示されています。これは台風か熱帯低気圧である「熱帯じょう乱」が発生する可能性があることを示しています。
気象庁のアンサンブル予報の9月9日(月)9時の予想結果です。主に西日本周辺の海域に台風のような熱帯じょう乱を予想しているものがあります。また本州付近に停滞する秋雨前線の降水域を予想しているメンバーもあります。場合によっては台風と秋雨前線のコラボにも注意が必要かもしれません。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
アメリカ海洋大気庁の9月9日(月)9時におけるアンサンブル予報結果です。他のモデルと同様に日本付近へ熱帯じょう乱を北上させる予想が出ています。また秋雨前線とみられる雨域がかかっている予想もあります。
ヨーロッパ中期予報センター
ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予想の結果です。気象庁やアメリカの予報と同様に日本の南海上へ熱帯じょう乱を進めています。
また気象庁の台風進路予想とは別で日々の天気予報で使われている数値予報モデルの恵さん結果です。週末に別の熱帯じょう乱を沖縄方面へ北上させるデータもあります。
※台風に関する情報について最終的には気象庁が発表する情報を参考にしてください
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