広島県海田町の住宅で10日、20代の男性に包丁を示して、その3日後に現金を脅し取ったとして、暴力団組員の男（31）が逮捕されました。

恐喝の疑いで逮捕されたのは、広島市中区西平塚町の指定暴力団六代目共政会三代目沖本組組員の男（31）です。

警察によりますと、組員の男は20代の男性に対し、10日早朝、広島県海田町にある共通の知人の住宅で、包丁を見せながら「しばかれるのが嫌なんならどうするんや」などと脅し、3日後、広島市中区の路上でその男性から現金5万円を脅し取った疑いがもたれています。

警察の調べに対し、組員の男は「トラブルはあったが恐喝ではない」と容疑を否認しています。

組員の男と20代の男性との間にもともと面識はありませんでしたが、2人には共通の知人がいるということです。事件の以前から共通の知人と20代の男性との間にトラブルが起きていて、10日、トラブルが起きていることを知った組員の男が20代の男性を共通の知人の家に呼び出して脅したとみられています。

警察は事件の詳しいいきさつを調べています。