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こどもの便秘について

176回目は、
先週に引き続き、
広島中央通りこどもクリニック 田原昌博院長です。
こどもの便秘について教えていただきました
離乳食の開始や終了のころ、
トイレットトレーニングの頃、学校へ通いだした頃に
慢性便秘症が始まりやすいと言われています。

「1日1回、朝食後にいきまず排便」が理想的ですが、
便が長い間出ないとさらに出にくくなり
週に3回より、
5日以上出ない日が続けば便秘と考えます。
さらに毎日出ていても、出す時に痛かったり、
肛門がきれて血が出たりするような場合も便秘です
便秘症が1〜2カ月続いた場合には、
「慢性便秘症」といいます。

こどもの便秘の治療目標は、
苦痛を伴わない排便が週3回以上あり、
腹痛や腹部膨満や
下着の汚れなどの便秘関連症状が無く、
子供と保護者が快適に生活できることです。

もし、便秘となり
直腸に大きな便が存在する時には、
浣腸などで除去し、
直腸に貯まっていない状態を維持していく、
という治療になります。

まだまだ小児期は、
排便メカニズムを確立する発達段階です。

バランスよく1日3食を食べること。
とくに朝食はしっかりとること。
食物繊維をとる習慣をつけること。

「硬い物は便秘によくない」と思い、 
やわらかい物、ゼリーなどを
選んで食べている人がいますが、
これはむしろ反対で繊維質の多いものを
よく噛んで食べるようにし、
水分はしっかりとりましょう。
保育園や幼稚園に行き始めると
自分でなかなか便意を言い出すことが出来ず
便秘になってしまうこともあるそうです。

こどものうちは
なかなかコントロールしにくい排便ですが
便秘を正しく治療し、
健康的な生活をしていれば、
1日1回、朝食後、自然に便意を
催すようになってきますよとのこと。
ぜひ参考にしてくださいね。

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