175回目は、
広島中央通りこどもクリニック 田原昌博院長に
子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種について
お話いただきました。
キャッチアップ接種とは、
子宮頸がんワクチンの接種機会を逃した方が、
改めて公費で無料で予防接種を
受けることができるものです。
1997(H9)年4月2日〜2008(H20)年4月1日生まれで、
今年度中に17歳から27歳になる女性は
子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種の
対象になっています。
来年2025年3月までなら、
公費で無料で接種できますが、
全3回の接種なので
全3回分を公費で無料で接種するには
1回目の接種を遅くても
9月中には済ませておくことを
推奨していますと田原先生。
子宮頸がんの発症に関連があるとされる
ヒトパピローマウイルス(HPV)は
性的接触のある女性の50%以上が
一生に一度は感染すると言われています。
10代からのワクチン接種による予防と、
20歳からは2年に1回の定期的な子宮頸がん検診を
受けることによって、早期発見につなげることが
非常の重要とされていますが、
2013年4月に定期接種化された時に
長引く痛みや神経症状などの報告が相次ぎ、
積極的勧奨の差し控えになりました。
その後の検証の結果、
これらの症状とワクチンの関連性は
認められないという結論となり、
8年ぶりの2022年4月に
子宮頸がんワクチン接種の積極的な勧奨が
再開されたのですが、
悪いイメージのせいか、
なかなか接種が進まないのが現状のようです。
WHOからの提言で
ワクチン接種と検診受診率が上がれば、
子宮頸がんは排除可能と提言されています。
ぜり家族とも話し合い、
かかりつけ医にワクチン接種について
相談する機会を作ってくださいね。
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