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【RCC東京通信】宮沢元総理の書も取り外し 宏池会事務所17日に閉鎖

RCC東京支社報道制作部長が東京での取材メモを配信します。
広島の記者が東京で感じたコト。また東京から見た広島とは。

自民党最古の派閥「宏池会」の事務所が原状回復工事に入るのに伴い、今月17日に閉鎖される。

自民党が「政治とカネ」に揺れる中、ことし1月に岸田総理が宏池会の解散を表明していた。

工事期間は約1ヶ月で、総務省への解散届は8月上旬になるとみられる。

宮沢元総理の直筆の書「宏池会」

事務所中央には宮沢喜一元総理が書いた「宏池会」の額が掲げられているが、工事を前に今週外されることになる。

2001年に赤坂にあった宏池会事務所に掲げられ、2013年に現在の永田町の事務所に移転後も掲げられてきた。

当時の秘書によると、この書は千代田区内にあった宮沢氏の事務所で筆をとったもの。

硯で大量の墨をすったことを覚えているという。

宮沢氏は納得がいくまで何回か書き直し、1時間いや1時間以上かかったかもしれないと振り返る。

毎週木曜に会合が開かれていた宏池会事務所 撮影2023年2月2日

長らく所属議員を見守ってきた宮沢元総理直筆の書は、当面、どこかに保管するという。


※宏池会は1957年、後に総理になる広島県出身の池田勇人氏の後援会として結成された。
宮沢喜一氏は宏池会から4人目、岸田文雄氏は5人目の総理で、広島にゆかりの深い派閥である。

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