広島市に完成した新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」で23日、Jリーグが開幕しました。初の公式戦はサンフレッチェ広島と浦和レッズの対戦でしたが、試合終了後のスタジアム前から 渕上沙紀 アナウンサーに伝えてもらいます。
渕上沙紀 アナウンサー
試合が行われたエディオンピースウイング広島の前にやってきています。試合終了から50分ほど経つんですが、まだまだサポーターの方の流れが止まらないんです。今、どういう状況なのかといいますと、「みなさん、今の気持ち、どうですか!」―。もう本当に盛り上がっていまして、興奮冷めやらぬといった状態です。
ちょっと雨が降ってきたんですが、ありがとうございます。みなさん、よく見るとポンチョを頭からすぽっとかぶっていらっしゃる方もいると思うんですが、入手しました。「エディオンピースウイング」とスタジアムの名前が入っているんですが、このポンチョは来場者全員に配られたということなんです。毛布状になっていまして、気温も少し低くて、風も強かったのでみなさん、すぽっとかぶって観戦されているといった状況でした。
きょうはわたくし、試合が始まってからずっとこのスタジアムの前で取材をしていたんですが、すごかったのがやはり歓声です。スタジアムの外にいても鳴り物・応援歌であったり、得点時のうわーっていう盛り上がりが本当にすごかったんです。
スタジアムの外でもこの臨場感を味わいたいということで、チケットを取れなかったけれども来ましたというサポーターの方がたくさんいらっしゃいました。広島はもちろん、県外からも岡山・福岡、遠くからは富山からいらっしゃった方もいました。
印象的だったのが、チケットは取れなかったんですが、対戦する埼玉の浦和レッズのサポーターの方も埼玉から来ていました。敵の本拠地ではあるんですけれども、「どうしてもこのスタジアムを見たい。雰囲気を味わいたいんです」ということで来ていたということなんです。
こういった話を聞きますと、広島だけではなく、全国から注目されている、そんなスタジアムなんだなというふうに感じます。開幕を前にこの “まちなかスタジアム” を中心に街全体が盛り上がったわけですが、サポーターのみなさんからは「アクセスがよくなりました」という喜びの声もたくさん聞かれました。
スタジアムの外にわたしはいたんですけど、外も本当に盛り上がっていました。中には「受験を控える高校3年生です。息抜きで見に来たんですけど帰ることができません。どうしよう。勉強しないと」という声もありました。
サンフレッチェ広島は、シーズン開幕戦を2ー0で勝利をおさめました。「みなさん、大橋祐紀 選手の2得点、いかがでしたか?」―。(「最高」という声に)ありがとうございます。みなさん、大満足の笑顔なんです。これを受けて、みなさん、今から流川とか横川とか広島駅方面に飲みに行かれるという方もたくさん、いらっしゃいます。「みなさん、きょうはおいしいお酒を飲めそうですか?」―。これからこの “まちなかスタジアム” が、広島の街もにぎわせてくれるんじゃないかなと思いました。
青山高治 キャスター
スタジアムの近くでゴールの決まった瞬間はどんなことを感じました?
渕上沙紀 アナウンサー
もう感動しましたね。本当に「わーっ!」という歓声が空気を振動させて外まで伝わってくるんです。中にいたらもっとすごかったんだろうなって感じました。
青山高治 キャスター
たくさんのサポーターのみなさんに残っていただき、ありがとうございました。最高の船出になりましたね。
コメンテーター 桑島美帆 さん(中国新聞社 文化担当記者)
最高でしたね。2ー0の完全勝利で街のにぎわいが一気に空気が変わって、幅広い世代が集まって、本当に “まちなかスタジアム” だなときょう一日、実感しました。
青山高治 キャスター
ここからまた、みなさん、いろいろ動くのも “まちなかスタジアム” を実感することになるんでしょうね。
中根夕希 キャスター
経済効果というか、街中も明るくなりそうです。
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