今週6日火曜、広島地方気象台からアジサイの開花の発表がありました。これは気象庁で統計の記録を行っている「生物季節観測」の一つになります。
あまりピンと来ないかもしれませんが、馴染みがあるもので言うと「サクラの開花発表」ではないでしょうか。
以前は、ツバキやタンポポでも開花の発表が行われていましたが、現在は上記6種類の観測のみで行われています。
広島の生物季節観測6種類の植物は、全て広島市中区、国の名勝にも指定されている、縮景園にあります。
園内の奥の京橋川沿いに、観測の対象となるアジサイが植えられています。それがこちら。
キレイな水色のアジサイですが、実は観測となっているのはこの水色部分の奥になるのです。
私たちが花と思っている部分は植物で言うと「ガク」にあたり、装飾花と言います。開花の基準はこの装飾花ではなく、その奥に咲く小さい花「真の花」になります。
星型に小さく開いているのが分かりますか?
ひっそりと咲いていますので、道端のガクアジサイでもちょっと立ち止まって探してみてください。
サクラの開花以降、縮景園に訪れていない方、ぜひアジサイを探しに足を運んでみてはいかがでしょうか。観測対象のアジサイ以外にも約40種類のアジサイが園内で間もなく見頃を迎えようとしています。
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