皆さん、「日本三大秘境」ってご存じですか?
岐阜県白川郷(しらかわごう)、宮崎県椎葉村(しいばそん)、そして我らが徳島県の、祖谷(いや)。
今回は、祖谷の観光スポットやご当地グルメを完全制覇したい! そんなあなたのために、ディープでワイルドな祖谷完全制覇スポットをご紹介!
手付かずの自然が残り、季節によって実に様々な表情を見せてくれる祖谷。
そんな祖谷で最も有名な観光スポットといえば、『祖谷のかずら橋』です。
川の水面から約14メートルの高さに架けられており、足場になっている木の間隔も広めで、一歩踏み出す度ゆらゆらと揺れてスリル満点!
「平家の落人がつくった」「空海がつくった」など、謎と浪漫に満ちた由来も胸を躍らせてくれる、実にワイルドなスポットです。
渡った先にある、平家の落人たちが都での栄華を思い出しつつ琵琶を奏でたとされる『琵琶の滝』も必見ですよ!
約20キロに渡って険しい山々が連なる祖谷渓のなかでも、絶景として知られているのが通称『ひの字渓谷』。大きく蛇行する川の流れが平仮名の「ひ」の字に見えるところからその名がつけられたといわれ、どの季節に行ってもスゴい景色に出合うことができます。
『ひの字渓谷』から車で5分程度、祖谷街道最大の難所・七曲(ななまがり)まで上がると、その崖っぷちにあるのが断崖絶壁に立つ『祖谷渓小便小僧』。こんなワイルドな場所で用を足す小便小僧は、日本……いや、世界で彼たった一人なのではないでしょうか……?!
両サイドに複雑に入り組んだ大理石のような岩が続く、吉野川が流れる大歩危(おおぼけ)峡。
そんな雄大な大歩危峡を巡る『大歩危峡観光遊覧船』は、自然の美術館の特等席です。
船頭さんの解説を聞きながら吉野川を下る30分程度の非日常。大歩危の自然が織りなすワイルドな経験があなたを待っています。
大歩危峡まんなか
https://www.mannaka.co.jp
かつて祖谷に存在していた13本の『かずら橋』ですが、現存するのは3本だけ。
先ほどご紹介した最も有名な『祖谷のかずら橋』、そして残り2本がこちらの『奥祖谷二重かずら橋』。祖谷の奥地『奥祖谷(おくいや)』と呼ばれるエリアにあり、更なる祖谷の奥地だけあって、橋からの景色は抜群!
このスポットに欠かせないのが、ロープを自分の手で手繰って移動する人力ロープウェイ『野猿(やえん)』。美しい川の上空を渡ることができます(自力で)。
100%人力なので、体力に自信のない人は要注意!こんなワイルドな乗り物に、果たしてあなたは乗ったことがあるでしょうか?
※2022年11月現在、故障中で体験不可。復活望む!
奥祖谷には、もうひとつおすすめの乗り物が。それがこちらの、大自然の中を巡る観光モノレール『奥祖谷観光周遊モノレール』。
なんと全長4,600mのこのモノレール。高低差は590mで、最大傾斜は40度、頂上の標高は1,380mと、そのすべてが世界一の観光用モノレールなんです。
運が良ければ、こんな可愛い野生の鹿にも出会えますよ!う〜ん、ワイルド。
※2022年11月現在、休業中。再開望む!
祖谷の料理名人・都築(つづき)さんが教えてくれる古式そば打ち体験塾では、郷土料理『祖谷そば』のそば打ちが体験できます。
自分で打った祖谷そばは、見た目からは想像もできないほどコシがあって、抜群の味わい!その美味しさに、ちょっと感動しますよ?
かずら橋の近くにある『清流のそば処 祖谷美人』。
こちらの名物メニュー『ぼけあげそば』は、祖谷のご当地食材である岩豆腐で作った『ぼけあげ』を豪快にのせた、これぞご当地グルメと言える、ここでしか食べられない一杯です。
そばの風味や甘みがしっかり生きた、滑らかで味わい深い麺を堪能してみてくださいね。
清流のそば処 祖谷美人
https://iyabijin.jp
祖谷に来たならこちらのローカルスーパーにもぜひ足を運んでみて。
『歩危(ぼけ)マート』の店内は、祖谷や大歩危のご当地ワイルド食材の宝庫。
先ほどのぼけあげそばでも使用されていた人気ナンバーワンの商品『ぼけあげ』は、岩豆腐を香ばしく揚げた油揚げで、2日や3日ではとても食べきれないほどのビッグ感!
道を挟んで反対側にある『歩危マート2号店』では、これらのご当地食材を使った田舎料理をいただくことができますよ。
大根おろしとネギ、醤油をかけていただく軽く焼いたぼけあげの、口に入れた瞬間広がる香ばしさとジューシーな食感がたまらない〜!
この祖谷でしか味わえない絶品ローカルグルメを心ゆくまで堪能してみてくださいね。
歩危マート
http://www.bokemart.jp
大歩危にある温泉宿『大歩危峡まんなか』のお宿の夕食メニューのひとつとして提供されている『そばすべし』。
特徴は、そば粉をたっぷり使用した、とろ〜りとした『あん』。
見た目は地味ですが、身体があったまる優し〜いお味で、とっても美味しいんです。
宿泊時の夕食として提供される一品なので、料理と一緒に峡谷美を望む露天風呂も楽しんでくださいね!
峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか
https://www.mannaka.co.jp/hotel/hotel.html
いかがでしたか?
山奥に眠る大自然に触れ、土地に根差したご当地グルメを堪能する。ワイルドでディープな徳島・祖谷の旅をぜひ体験してみてくださいね!
▼記事提供元
「瀬戸内Finder(ファインダー)」は、瀬戸内を共有する7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を世界に発信しています。
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