約7万人の遺骨が納められている、広島市の原爆供養塔。4日、そのうち1人の遺骨が81年ぶりに家族のもとへと戻りました。
原爆供養塔を訪れたのは、広島市に住む三好滋子さんです。
13歳だった兄、若本敏明さんは動員先に向かう途中、中区十日市付近で被爆し、行方不明になりました。
広島市がことし、40年ぶりに全ての骨つぼを総点検した際、「石本敏明」と記載されていた遺骨が、「石」の字に草冠を足した「若本敏明」さんの遺骨であることが判明。
三好滋子さんが市に「兄ではないか」と名乗り出たことから、遺骨の返還が決まりました。
「皆さんの力添えで(遺骨を遺族に)返してあげてください」
兄の遺骨を引き取った三好滋子さん
「(引き取りが)もう少し早かったらどんなにか(亡くなった)母が喜んでいたかと思うと残念ですが、(供養塔に遺骨が)大事にまつってあったので、本当にそれは嬉しく感謝しています。納骨堂にはたくさんの遺骨が安置されていました。皆さんの力添えで(遺族に)返してあげてください。お願いします」
原爆供養塔から遺族に返還された遺骨はこれで1004人。名前など分かっていながら、遺族が見つかっていない遺骨は812となりました。











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