悪性の脳腫瘍で治療を続けていた広島市の松井一実市長が、26日から公務に本格復帰しました。松井市長は、通院して治療やリハビリをしながら公務を続ける意欲を示しました。

広島市 松井一実市長
「帰ってまいりました」

9月18日に入院して以来、約1か月ぶりに市役所に姿を見せた松井市長。会見では「今後はリモートも活用しながら登庁して執務を行う」と話しました。

広島市 松井一実市長
「放射線治療を受けながら、抗がん剤を飲みながらリハビリ指導の先生方もチームでついた。効果が確実に出てきている」

市長の異変が公になったのは9月25日の9月定例会・最終日でした。

市長はこの日、体調不良を理由に定例会を欠席。その少し前から職員や市議会の間では、「市長の元気がない」「声が小さい」などの指摘が上がっていました。

10月2日 入院先からリモート会見する松井市長
「検査により前頭部に腫瘍があることが判明しております」

2日には入院先の病院からリモートで会見。▽9月18日の人間ドックで頭部に病変が見つかり入院していることや▽悪性の脳腫瘍であることを公表しました。

午前10時からは昨年度決算を審議する臨時会に出席しました。

入院中もリモート協議などで執務を続けてきた松井市長。自らが目標としていた「今月末の公務復帰」となりました。

松井市長
「主治医からの助言があり、より高い治療効果が期待できると判断して、摘出手術を受けました」

松井市長は、2日に脳腫瘍の摘出手術を受け、先週23日に退院したことを明らかにしました。当面は毎日通院して、放射線治療を続けながら公務にあたるということです。

また立候補を表明している来年春の市長選挙についてはー。

松井市長
「今後の方針につきましては、変更するつもりはありません。(Q市長選について主治医と話した?)私の専権事項、主治医に『どうしよう』という話をしたことはありません」

議会最終日に行われる各会派への恒例のあいさつ回り。

広島市議
「元気でがんばって下さい」

議員からははげましや体調を気遣う声などが上がっていました。

◇  ◇  ◇

松井市長の会見をまとめました。▽今後の公務は「基本は市役所に登庁して執務」を行い「行事にも極力出席したい」としています。▽来月末からニューヨークで開かれる核兵器禁止条約の再検討会議については、本来は出席する予定でしたが「国内・海外の出張は主治医と相談の上、適切に判断する」▽そして次の市長選挙への立候補の方針は「変わらない」としています。

復帰した松井市長に対して、市議会でも様々な受け止めがあります。「リモートでも順調に仕事をこなしてきたので、これからさらに体力をつけて公務にあたって欲しい」という声。一方で「体力的に本当に大丈夫なのか」「回復を慎重に見守っていきたい」という声も聞かれました。