「PHP」の重大な脆弱性が見つかった問題について、情報セキュリティの専門家は、「システムの根本に関わる極めて深刻な欠陥だ」と警鐘を鳴らしています。
情報セキュリティの研究を続ける県立広島大学の佐々木宣介准教授は今回見つかったPHPの脆弱性の本質について、家に例えながら次のように指摘します。
県立広島大学佐々木宣介准教授
「特定の窓やドアに穴が開いているというレベルではなくて、家の土台のところに大きな穴が開いていたと。非常に大変な、今回は大きな問題だと思います」

深刻度ではどれくらいのレベル?
深刻度を10段階で評価する世界共通の指標でも9.2と最高レベルに位置づけられていて、極めて危険な状態にあったと言います。

県立広島大学佐々木宣介准教授
「ログインするとか、ユーザー登録とか一切関係なく、関係ない人が攻撃をすることができて、成立してしまう非常に緊急度が高い位置づけ」
外部から無条件で侵入できる極めて危険な状態にあり攻撃されればサイトが乗っ取られたり、情報が盗み出されるおそれがあると言います。きのう、修正プログラムが配布されましたが、修正プログラムが適用できるのは比較的新しいバージョンに限られています。
そのため、これまでプログラムの更新を怠り、古いシステムのまま運用を続けている中小企業や団体などでは、危険な状態が放置されている懸念があるといいます。
放置されたままやメンテナンスされていないと…
広島県立大学佐々木宣介准教授
「(WEBページは一度)作って終わりではなくて、継続的にあのメンテナンスをするという意識を持って対応をしていただかないと、そのまま運用するのは危険だろう」

また個人ユーザーについて佐々木准教授は、直接的にできることはないとした上で、気をつけなければならないことがあると言います。
個人で気をつけなければならない事は?
県立広島大学佐々木宣介准教授
「社会的にも大きく問題にされましたので、題材にした詐欺や、フィッシング等の攻撃が、全く関係のない第三者からの詐欺など、注意が必要になるかと思います」

連日確認されているサイバー攻撃の脅威は果たしていつまで続くのでしょうか?
県立広島大学佐々木宣介准教授
「攻撃とそれに対する対策というのは、正直終わりのない戦いと考えるべきものかと思います」
ウェブサイトに攻撃をする側は、家の小さな穴1カ所でも見つけてくぐり抜ければ攻撃を達成することができる。しかし、守る側はすべてを守らないといけないため、守る側がどうしても不利になる。だからこそ、終わりのない戦いになってしまうと佐々木准教授は話しています。

その不安につけ込む新たな被害に遭わないよう、気をつけてほしいポイントを聞きました。
▼クレジットカードの利用履歴を細かくチェックする
▼自分が使っているインターネットサービスの状態をこまめに確認。使わないサービスは整理する
▼第三者からの怪しい電話やメールには気をつける











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