今回やってきたのは、三原市久井町泉。

お邪魔したのは、スイスご出身の刀鍛冶、ジョハン・ロイトヴィラーさんの鍛錬道場です。

実は私、ジョハンさんにお会いするのは今回が2回目!

初めてお会いしたのは2025年1月。三原市に移住してこられたばかりの頃でした。

そのとき、「いつかここに鍛錬道場を作りたい」と話してくださったジョハンさん。

あれから約1年9か月。その夢がついに形になったと聞き、再びお邪魔しました!

「夢が叶ったんですね!おめでとうございます!」

そうお伝えすると、「すごくうれしい反面、まだ実感が湧いていない」とジョハンさん。

これからここで何本も刀を作っていくうちに、少しずつ「自分の一生の鍛錬道場なんだ」という実感が湧いてくるのかもしれない、と話してくださいました。

真っ赤な鉄に、力強い音!刀づくりの現場へ

道場の中に入ると、目の前には炉のオレンジ色の炎!

真っ赤に熱せられた鉄を火箸で持ち、自動ハンマーで叩くジョハンさんの姿がありました。

顔が熱くなるほどの暑さに、思わず「サウナより熱いんじゃないですか?」と聞いてしまったほど!

すると、「サウナに入ったら、涼しく感じるんですよ!」と笑顔で話してくださいました。

それほどの暑さの中で、毎日刀づくりに向き合っていらっしゃいます。

作業は1日およそ8時間に及ぶこともあるそう。

刀鍛冶の仕事は、鉄を熱して、冷める前に打つことが大切。熱いうちに一気に作業を進めるため、技術はもちろん、体力も必要です。

この日、ジョハンさんが取り組んでいたのは、刀の材料となる「玉鋼(たまはがね)」を選別する作業。

玉鋼のすべてが刀の材料に使えるわけではなく、刀にふさわしい部分を選び出すところから始まります。

そして、代表的な工程が「折り返し鍛錬」。

材料をひとつの塊にして、餅をつくように叩いて伸ばし、折り返す。これを繰り返すことで鋼に粘りを持たせていくのだそうです。

その回数は、なんと12〜13回!

目の前で赤く光っていた鉄の塊が、長い工程を経て一本の刀になっていく……。その奥深さと、刀鍛冶の技術の積み重ねを感じました。

新しい道場から、ジョハンさんだけの刀を

道場が完成したことで、仕事の環境も大きく変わったそうです。

これまでは朝6時に起き、車で約1時間かけて庄原市の施設へ通い、火を起こして作業を始めていたジョハンさん。

今は自宅の敷地内に鍛錬道場があるため、朝7時に起きて朝ごはんを食べたら、すぐに仕事に取りかかれるようになりました!

「仕事の効率も上がりますし、集中力も上がるので最高ですね」

そう笑顔で話してくださいました。

念願の鍛錬道場が完成し、仕事の環境も大きく変わったジョハンさん。

最後に、これからの夢を伺うと、

「他の人にも真似できないような、僕にしかできない刀が作りたい」

と話してくださいました。

新しい道場で、これからどんな刀が生まれるのか楽しみですね!

ジョハンさん、今日はありがとうございました!