仕事中の転倒事故を防ごうと、小売業の従業員や介護施設の職員が、安全対策を学びました。

広島県内の「小売業」と「介護施設」の協議会が視察先に選んだのは、府中町のマツダ本社です。

広島労働局によりますと、小売業などの転倒災害は、高齢の労働者が増えていることなどから増加傾向にあるといいます。

去年、県内で発生した労働災害の死傷者3383人のうち、「転倒」は922人と最も多く27%を占めています。業種も小売業や社会福祉施設が多くなっています。

マツダの担当者は今年度は、職場で移動中の転倒事故が発生していないことを報告。工場や会議の前などに行っているマツダ独自の転倒防止策「いきいき安全体操」について紹介し、出席者全員で体験しました。

マツダ 安全健康防災推進部 笠原芳樹 部長
「いきいき安全体操は毎日毎日、朝やっていますが、バランス感覚がよくなった気がします。色んな意見交換を異業種でやるのは意義があると思います」
出席したイズミ 人事課 石川友美さん
「いきいき体操をすることで自分の身体機能を自覚できるところが素敵だなと。検討したいです」
広島労働局 宮原真太郎 局長
「転倒災害は割合的にも大きいし幅広い産業で起きている。自社でいかせるものをいかしてもらえるよう、期待しています」

マツダの担当者はこのほか▽床や靴を滑りにくく改善した事例や、▽転倒事故が発生した場合は、要因分析と再発防止策を労働組合と一緒に検証している取り組みなどを説明しました。